雲を裂け 歌詞 肉チョモランマ ふりがな付

ろくろを回まわす かいぐり回まわる 流転るてんの末すえに行いき着ついた
今いま
この身みはひとつ つまりは孤独こどく 垂たらされた糸いと 眺ながめる
人ひとよ

全ぜん人類じんるいの一人ひとり 何十なんじゅう億おくの一人ひとり

君きみがいることの意味いみは 誰だれにも解とけずに
全生ぜんしょう類るいの一ひとつ 数かぞえきれぬその中なかの
人間にんげんという生いき物もの たった一ひとつの答こたえ

幸こうか不幸ふこうか比くらべて その葛藤かっとうに埋うもれて
いつまで経たっても同おなじ それを苦くるしみと呼よべば
一度いちどきりだから人生じんせいは 何度なんど失敗しっぱいしてもいいが
身代みがわりのいない人生じんせいで そう簡単かんたんに思おもえないな

今日きょうも死しんでしまいたいと思おもうかい
それは心こころが弱よわいせいか 何なにを守まもろうとしたせいか
苦くるし紛まぎれの存在そんざい 消けせない傷きずは幾いくつあるか
汚よごれは傷きずじゃないと叫さけべ 君きみはこの世界せかいに一人ひとりだけ

大だい歓声かんせいの拍手喝采はくしゅかっさいで「生いきる」選択せんたくをできなくて
いい 君きみが君きみらしく迷まよいながら 進すすんで来これたか
らだ そうさ 生いきようとして生いき抜ぬく「今いま」が満まん
場じょう一致いっちで辛つらくていい 君きみが一人ひとりでも繋つないだこ
と 選えらんで来これたからだ そうだ

僕ぼくの話はなしはあと少すこしだけ 誰だれにも言いえない 迷子まいごの命いのち
ろくろを回まわす かいぐり回まわる 垂たらされた糸いと 掴つかめる
人ひとよ
雲くもを切きり裂さけ

雷鳴らいめい一閃いっせん 豪雨ごううの中なかを駆かけ抜ぬけるために道みちは続つづく

されど心こころは前まえしか見みぬ それならばしぶきをあ
げて
不退転ふたいてん 覚悟かくごの血潮ちしお 君きみがいることの理由りゆう
幸しあわせ掴つかむ人ひとは 艱難辛苦かんなんしんくの迷路めいろ

大だい歓声かんせいの拍手喝采はくしゅかっさいで「生いきる」選択せんたくに鐘かねを鳴ならせ
響ひびくは世界せかいの真まん中なか 転ころんで 倒たおれて 起おき上あがっ
て
その字じは逆さかさまにしても変かわらずに「幸しあわせ」のままで意味いみを成なしている
君きみの今いまがどちらであろうとその意味いみを成なして等ひと
しい