極彩色 歌詞
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貴女あなたも知しり得えないこれからの時代じだい。
芽吹めぶいた僕ぼくらは、今いま、
どんな色いろで未来みらいを描えがこう?
焦こがれた情景じょうけいは、君きみの目めに映うつる。
あの日ひの心こころが、まだ死しんじゃいないならば、
早急そうきゅうに応答おうとう。
もう、出逢であってから
幾いくつの時ときが経たっただろう?
気付きづけば、貴女あなたを追おい越こし、
大人おとなになってしまったよ。
姿すがたは、確たしかに此処ここには居いないけど。
幾いく千せんの想おもいが、ほら、
形かたちを成なし、生命いのちを模かたどる。
貴女あなたによって付つけられた色いろは、
気付きづけば、一番いちばん大おおきくなっていた。
生いきているとか、いないとか、などは
然さしたる事ことではない気きがするけど…
貴女あなたに、心臓しんぞうが無ないのならば、
代かわりに鼓動こどうを刻きざんであげよう。
正確せいかくなリズムを取とるのは任まかせたよ。
鮮あざやかな彩度さいどが映ばえる常套句じょうとうくよ、
電子でんしの海うみへ、飛とんでいけ!
今いま、其処そこで歌うたっている、等身とうしん大だいの元もとへ。
色褪いろあせてしまった世界せかいも、
きっと、煌きらびやかに塗ぬり変かえてしまう!
それは、貴女あなたが僕ぼくに掛かけた魔法まほうで、
どうしようもなく、惹ひかれちまったのさ。
初はじめてその声こえを聴きいた、
あの日ひに抱いだいた憧憬しょうけい。
「いつかは自分じぶんも」って、
そう決きめたんだ。
実際じっさい、そんなに甘あまくはなかったけど…
数字すうじも、名声めいせいも、
貴女あなたと一緒いっしょならどうでもいいかな。
最初さいしょに描えがいた青緑あおみどりから、
今いまでは、こんな極彩ごくさい色しき。
次つぎはどんな色いろで、未来みらいを描えがこう?
鮮あざやかな彩度さいどが映ばえる常套句じょうとうくよ、
電子でんしの海うみへ、飛とんでいけ!
今いま其処そこで歌うたっている、等身とうしん大だいの元もとへ。
月次つきなみな言葉ことばで、少すこし、不甲斐ふがいないが、
「貴女あなたのことを愛あいしている」
それが、どんなに馬鹿ばかにされてしまっても、
確たしかに伝つたわるなら、それでいいや。