夜明け前 歌詞 琴音 ふりがな付

夕暮ゆうぐれ 染そまる街まち 長ながい旅たびの 帰かえり道みち
見慣みなれた景色けしきなのに
何なにか違ちがって見みえるのは何故なぜ?
太陽たいようも月つきも秒針びょうしんも 完璧かんぺきな秩序ちつじょを保たもって
それは どれくらい はやいのそれとも短みじかいの

何なにもかもが 眩まぶしすぎて
前まえが見みえない でも行いかなくちゃ
あのひとは 前まえを向むいて
呼吸こきゅうして 歩あるき始はじめる

すべてが夕闇ゆうやみにつつまれ 同おなじように夜よるは降ふり注そそぐ
この手てを のばしても届とどかない
でも僕ぼくらは確たしかに あの場所ばしょにいた

藍色あいいろかすむ街まち 次つぎの場所ばしょを探さがしてる
横よこから見みた世界せかいは 遮さえぎるものか 向むかうべきものか
扉とびらも壁かべも窓まども 口くちをつむいで重おもさ保たもって
それは どれくらい 強つよいのそれとも脆もろいの

何なにもかもが 夢ゆめだったみたいで
何なにも見みえない でも行いかなくちゃ
この世界せかいは 僕ぼくらをのせて
呼吸こきゅうして まわりつづける

すべてが夕闇ゆうやみにつつまれ 同おなじように夜よるは降ふり注そそぐ
この手てを のばしても届とどかない
でも僕ぼくらは確たしかに あの場所ばしょにいた

Uh この夜よるも じきに明あけるだろう 光ひかりはすぐそばにある いつも
Uh あの方角ほうがくに 何なにかがあるような気きがして 走はしり出だす わたしの全すべてで

すべてが夕闇ゆうやみにつつまれ
同おなじような 夜よるを抱だきしめる
この手てを のばしても届とどかない
今いま僕ぼくらは 確たしかに

見上みあげて 夜明よあけ前まえの空そらを
かすかな光ひかり わたしの目めを覚さます
両手りょうてを 伸のばして感かんじるの
今いま僕ぼくらは確たしかに この場所ばしょにいる