UNKNOWN WORLD 歌詞 岡本信彦 ふりがな付

風かぜを受うけとめ 揺ゆれ動うごいてる
木々きぎがざわめく oh
流ながれる涙なみだ 荒あらい空そらの中なかへ
消きえていく

甘あまい話はなしに手てを伸のばして
次々つぎつぎに去さってゆく背中せなか
輝かがやき失うしなう世界せかいは
誰だれかのもの

崩くずれそうな塔とうの上うえから
夕焼ゆうやけを眺ながめていた 暮くれてしまう

切きり立たった時ときの手前てまえで揺ゆれ動うごいてる今いまを 離はなさないで
ひび割われそうな悲かなしみなら捨すてよう
名前なまえなどない場所ばしょを探さがすため 長ながい旅たびに出でる
ただ気きまぐれに交かわした夢ゆめだけを頼たよりにして

彼かれを追おいかけ 止とまらないページ
重かさなり合あう闇やみを抜ぬけ
か弱よわい腕うでもいつしか逞たくましく
振ふり上あげ

文字もじの間あいだを駆かけ上あがって
音おとのない音おとを鳴ならしてゆく
突つき立たてる剣けんに誰だれもが
熱ねつをあげた

勇敢ゆうかんな君きみの願ねがいが未来みらいへ届とどくまで 倒たおれないで
はるか彼方かなた行いき着つくまでは耐たえ抜ぬいて
あっけないくらいに再ふたたび遠とおざかる 晴はれ間まを見みつめて
まだ終おわりなど見みえない物語ものがたりを憂うれいた

あふれる光ひかりの中なか どこか声こえがする 耳みみ澄すまして
儚はかない二人ふたりを包つつみ込こむ 蜃気楼しんきろう
名前なまえなどない場所ばしょで笑わらい合あう 終おわりを目指めざすよ
ただ気きまぐれに交かわした夢ゆめだけを頼たよりにして