伽藍堂 歌詞 パン野実々美 ふりがな付

深夜しんや三時さんじになった
絶たえぬ胸騒むなさわぎ
「馬鹿ばかみたいね」
「意味いみはあんの?」
とめどなくなんか溢あふれ出だす

また少すこし重おもくなった
足取あしどりなんかじゃ
ワタシ堕おちていくようだ

暗くらく深ふかく沈しずむ
日々ひびの中なかでぽつり
あの子こみたいに笑わらえたら
傷口きずぐちが滲にじんで憎にくい

独ひとり 由良ゆら、揺ゆらいでる
伽藍がらん堂どうな心こころ
抑おさえきれないわがままと知しって
只ただ、ただ漂ただよう
ツギハギでも満みたして欲ほしいわ
赦ゆるされたい

どれだけ 泣ないても
決けっして消きえやしないの
小ちいさなプライドが音おとを立たてて崩くずれ落おちていく
もしもさ 世界せかいが
明日あした終おわるとしたら 最後さいごは
ワタシだけが笑わらっていたいの

空からのままで陰かげる
日々ひびの中なかで少すこし
特別とくべつでありたいなんて思おもって
届とどかない手て握にぎりしめた

独ひとり 由良ゆら、揺ゆらいでも
伽藍がらん堂どうな心こころ
息いきを飲のむだけでそう、辛つらくなるから
只ただ、ただ漂ただよう
ベタな言葉ことばで満みたして欲ほしいわ
逝いかされたい
愛あいが欲ほしい

独ひとり 由良ゆら、揺ゆらいでる
伽藍がらん堂どうな心こころ
抑おさえきれないわがままと知しって
只ただ、ただ漂ただよう
ツギハギでも満みたして欲ほしいわ
赦ゆるされたい

最低さいていね
いつかまた 繰くり返かえして思おもうよ
どうせ つまらなく死しんでしまうなら
せめて忘わすれないでいてほしい
さらば、幼おさなき日ひ抱だいてた光ひかり
何なにも足たんないわ