ひかり 歌詞 澤田 空海理 ふりがな付

生いきているうちに話はなせないこと、
出来できるだけ少すくなくしたいんだ。
君きみは、死しんでも話はなしたくないだろうけど
僕ぼくは、死しんでも聞ききたいんだ。

天国てんごくは信しんじていないし、
地獄じごくまで行いくほどのことは
いや、うん。まだ、していない。
していないはずなんだ。
だから、会あえないね。

家具かぐを増ふやして、服ふくを増ふやして、
いつ使つかうんだこれってものも買かって、
人ひとらしく、愛あいらしくいなくちゃな。
百ひゃく円えんで水みずを買かう。
涙なみだは二十歳はたちくらいからもう出でてないけど
溜ためているように振ふる舞まわくちゃな。

俺おれさあ、好すかれたかったわけじゃなくて
あなたの役やくに立たちたかった。

。oO
いつか預あずけた、まだ痩やせていて薄うすかった掌てのひらが
未いまだに弱点じゃくてんみたいに熱あつくてさ。
封ふうをする予定よていも暇ひまも、今いまんとこないから
開あけっ放ぱなしにしておくね。
ひっかかれた痕あとは、厚あつく、あつく、再生さいせいする。
こんなの、唾つばつけとけば治なおるよ。
治なおす気きがないだけでさ。

生いきているうちに許ゆるせないこと、
一ひとつでも潰つぶしておきたいんだ。
君きみは、真まっ当とうな最期さいごに向むかっていってよ。
権利けんりがないのは承知しょうちで勝手かってに願ねがうよ。

天国てんごくは乗のり換かえがいるし、
一本いっぽんでいける新宿しんじゅくで会あおっか。
猫ねこカフェじゃなくって、猫ねこを飼かっているカフェで。
...そっか。仕方しかたないね。

豪華ごうかなものを食たべるお金かねは
君きみの誕生たんじょう日びにまわしたいと思おもう。
君きみを描えがく筆ふでに使つかいたい。
君きみのおかげで太ふとりたくない。
今いま、たらればでお腹なかいっぱいでさ。
ふざけてるように聞きこえるかもしれんけど
一緒いっしょに泣なけたらいいなって思おもってたんだよ。
味方みかたがいると知しってほしくて。

。oO
遺書いしょを書かいていたらラブレターに成なった。
違ちがうか。最初さいしょから、
ほんの一瞬いっしゅん、あなたの心こころに触ふれた気きがして、
文字もじ通どおり、気きがしただけなんだけど、

雑ざつで申もうし訳わけないけど、「良いい人ひと」になるよ。
叶かなうならば、"真まっ当とう"に天国てんごくで会あおうぜ。
え、信しんじるよ。だって君きみがいつか来くるんだろう。
そうしない理由りゆうだけないよ。

過去かこを減へらして、今いまを増ふやして、
交まじわらないのを正道せいどうってことにして、
ダサすぎる。やっかみが過すぎるぜ。
百十ひゃくじゅう円えんの水みず。
涙なみだはあれ以来いらいもうずっと出でてないけど、
その時ときのためにとってあると信しんじる。

俺おれさあ、褒ほめられたかったわけじゃなくて、
あなたに誇ほこってほしかっただけなのにね。

最初さいしょからそう言いえばよかったな。
ありがとうだけは違ちがう。
、から、じゃあ、また。