よみ:みえないはいたつふ
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三さん月がつ 桃ももの花はなはひらき
五ご月がつ 藤ふじの花々はなばなはいっせいに乱みだれ
九月くがつ 葡萄ぶどうの棚たなに葡萄ぶどうは重おもく
十一じゅういち月がつ 青あおい蜜柑みかんは熟うれはじめる
地ちの下したには少すこしまぬけな配達夫はいたつふがいて
帽子ぼうしをあみだにペダルをふんでいるのだろう
かれらは伝つたえる 根ねから根ねへ
逝いきやすい季節きせつのこころを
世界せかい中じゅうの桃ももの木きに 世界せかい中じゅうのレモンの木きに
すべての植物しょくぶつたちのもとへ
どっさりの手紙てがみ どっさりの指令しれい
かれらもまごつく とりわけ春はると秋あきには
えんどうの花はなの咲さくときや
どんぐりの実みの落おちるときが
北きたと南みなみで少すこしづつずれたりするのも
きっとそのせいにちがいない
秋あきのしだいに深ふかまってゆく朝あさ
いちぢくをもいでいると
古参こさんの配達夫はいたつふに叱しかられている
へまなアルバイト達たちの気配けはいがあった
三さん月がつ 雛ひなのあられを切きり
五ご月がつ メーデーのうた巷ちまたにながれ
九月くがつ 稲いねと台風たいふうとをやぶにらみ
十一じゅういち月がつ あまたの若者わかものがあまたの娘むすめと盃さかずきを交かわす
地ちの上うえにも国籍こくせき不明ふめいの郵便局ゆうびんきょくがあって
見みえない配達夫はいたつふがとても律義りちぎに走はしっている
かれらは伝つたえる ひとびとへ
逝いきやすい時代じだいのこころを
世界せかい中じゅうの窓まど々まどに 世界せかい中じゅうの扉とびら々とびらに
すべての民族みんぞくの朝あさと夜よるとに
どっさりの暗示あんじ どっさりの警告けいこく
かれらもまごつく 大戦たいせんの後あとや 荒廃こうはいの地ちでは
ルネッサンスの花はな咲さくときや
革命かくめいの実みのみのるときが
北きたと南みなみで少すこしづつずれたりするのも
きっとそのせいにちがいない
未知みちの年としがあける朝あさ
じっとまぶたをあわせると
虚無きょむを肥料ひりょうに咲さき出でようとする
人間にんげんたちの花々はなばなもあった
五ご月がつ 藤ふじの花々はなばなはいっせいに乱みだれ
九月くがつ 葡萄ぶどうの棚たなに葡萄ぶどうは重おもく
十一じゅういち月がつ 青あおい蜜柑みかんは熟うれはじめる
地ちの下したには少すこしまぬけな配達夫はいたつふがいて
帽子ぼうしをあみだにペダルをふんでいるのだろう
かれらは伝つたえる 根ねから根ねへ
逝いきやすい季節きせつのこころを
世界せかい中じゅうの桃ももの木きに 世界せかい中じゅうのレモンの木きに
すべての植物しょくぶつたちのもとへ
どっさりの手紙てがみ どっさりの指令しれい
かれらもまごつく とりわけ春はると秋あきには
えんどうの花はなの咲さくときや
どんぐりの実みの落おちるときが
北きたと南みなみで少すこしづつずれたりするのも
きっとそのせいにちがいない
秋あきのしだいに深ふかまってゆく朝あさ
いちぢくをもいでいると
古参こさんの配達夫はいたつふに叱しかられている
へまなアルバイト達たちの気配けはいがあった
三さん月がつ 雛ひなのあられを切きり
五ご月がつ メーデーのうた巷ちまたにながれ
九月くがつ 稲いねと台風たいふうとをやぶにらみ
十一じゅういち月がつ あまたの若者わかものがあまたの娘むすめと盃さかずきを交かわす
地ちの上うえにも国籍こくせき不明ふめいの郵便局ゆうびんきょくがあって
見みえない配達夫はいたつふがとても律義りちぎに走はしっている
かれらは伝つたえる ひとびとへ
逝いきやすい時代じだいのこころを
世界せかい中じゅうの窓まど々まどに 世界せかい中じゅうの扉とびら々とびらに
すべての民族みんぞくの朝あさと夜よるとに
どっさりの暗示あんじ どっさりの警告けいこく
かれらもまごつく 大戦たいせんの後あとや 荒廃こうはいの地ちでは
ルネッサンスの花はな咲さくときや
革命かくめいの実みのみのるときが
北きたと南みなみで少すこしづつずれたりするのも
きっとそのせいにちがいない
未知みちの年としがあける朝あさ
じっとまぶたをあわせると
虚無きょむを肥料ひりょうに咲さき出でようとする
人間にんげんたちの花々はなばなもあった