届とどかなくていい このままでいい
今いまは遠とおい二ふたつの星ほし 並ならぶ空そらを見みていた
「あの連星ほしの一ひとつ、片方かたっぽの火ひが
眩まぶしすぎるから見みえない日ひもあるんだ」
「贅沢ぜいたくなこと」とつい零こぼした
見みつけられず散ちる光ひかりもある
願ねがうことさえなかった
自分じぶんも見みえなくて
届とどかなくていい 独ひとりでもいい
大切たいせつなものほど遠とおざけてた
最期さいごの灯ひも消きえかけた夜よる
声こえがした 君きみは言いった
この手てをとって
「見みつけた」
その星ほしは強つよく見みつめるには
眩まぶしすぎるからガラス越ごしに見みていた
迷惑めいわくなことも分わかってるから
名付なづけられずいる気持きもちがある
どんな答こたえを待まってる?
聞きくのも怖こわいくせに
届とどかなくていい その方ほうがいい
きっとどんな言葉ことばも身勝手みがってになる
あの花弁はなびら 一ひとつ千切ちぎって
「忘わすれたい」「忘わすれて欲ほしい」
星ほしが落おちる 夜空よぞらに
ほら、わがままを願ねがったせいで
きっと君きみだけが忘わすれてる
片割かたわれの思おもい出でも 何気なにげない言葉ことばさえも
特別とくべつで
届とどかないで
忘わすれていて
届とどかないで
「忘わすれないで」
届とどかなくていい このままでいい
きっと何なにが消きえても好すきなままで
最期さいごの灯ひが燃もえ尽つきる時とき
一度いちどだけ 一いち秒びょうだけ
この光おもいをーーー
「見みつけて」
届todoかなくていいkanakuteii このままでいいkonomamadeii
今imaはha遠tooいi二futaつのtsuno星hoshi 並naraぶbu空soraをwo見miていたteita
「あのano連星hoshiのno一hitoつtsu、片方katappoのno火hiがga
眩mabuしすぎるからshisugirukara見miえないenai日hiもあるんだmoarunda」
「贅沢zeitakuなことnakoto」とついtotsui零koboしたshita
見miつけられずtsukerarezu散chiるru光hikariもあるmoaru
願negaうことさえなかったukotosaenakatta
自分jibunもmo見miえなくてenakute
届todoかなくていいkanakuteii 独hitoりでもいいridemoii
大切taisetsuなものほどnamonohodo遠tooざけてたzaketeta
最期saigoのno灯hiもmo消kiえかけたekaketa夜yoru
声koeがしたgashita 君kimiはha言iったtta
このkono手teをとってwototte
「見miつけたtsuketa」
そのsono星hoshiはha強tsuyoくku見miつめるにはtsumeruniha
眩mabuしすぎるからshisugirukaraガラスgarasu越goしにshini見miていたteita
迷惑meiwakuなこともnakotomo分waかってるからkatterukara
名付naduけられずいるkerarezuiru気持kimoちがあるchigaaru
どんなdonna答kotaえをewo待maってるtteru?
聞kiくのもkunomo怖kowaいくせにikuseni
届todoかなくていいkanakuteii そのsono方houがいいgaii
きっとどんなkittodonna言葉kotobaもmo身勝手migatteになるninaru
あのano花弁hanabira 一hitoつtsu千切chigiってtte
「忘wasuれたいretai」「忘wasuれてrete欲hoしいshii」
星hoshiがga落oちるchiru 夜空yozoraにni
ほらhora、わがままをwagamamawo願negaったせいでttaseide
きっとkitto君kimiだけがdakega忘wasuれてるreteru
片割katawaれのreno思omoいi出deもmo 何気nanigeないnai言葉kotobaさえもsaemo
特別tokubetsuでde
届todoかないでkanaide
忘wasuれていてreteite
届todoかないでkanaide
「忘wasuれないでrenaide」
届todoかなくていいkanakuteii このままでいいkonomamadeii
きっとkitto何naniがga消kiえてもetemo好suきなままでkinamamade
最期saigoのno灯hiがga燃moえe尽tsuきるkiru時toki
一度ichidoだけdake 一ichi秒byouだけdake
このkono光omoiをwoーーー
「見miつけてtsukete」