サンドペーパー・ムーン 歌詞 吉乃 ふりがな付

美うつくしい眼めでしょう
傷きずだらけだけど

奈落ならくの底そこからセリ上あがれば
目めを劈つんざいた 照明しょうめいの雨あめ

天才てんさい 繊細せんさい 倦怠けんたい 目眩めまい
何歳なんさい 曖昧あいまい 韜晦とうかいしたい
「教おしえてよ」
一生いっしょう愛あいしたい 一いち秒びょうでグッバイ
冷つめたい心臓しんぞう掴つかまれて
飽あきた

書かき割わりの街まちでロマンス
至いたって普通ふつう キラッて 苦痛くつう
こんなものかよ 人生じんせい
こんなものだよ 所詮しょせん
それでも掲かかげろ 紙かみの月つきを!

踊おどれ 舞台ぶたいはサンドペーパー
泡沫うたかた 何度なんど目めか
いたいけな裸足はだしの少女しょうじょよ Ah

この世よはサンドペーパー
傷きずついてしまう前まえ 舞まえ 舞まえ!

「まやかしでもいい ダイヤがいい」
それじゃ 堕だ 堕だ 堕だ 駄だ 唾だ 惰だ だ

捨すて台詞ぜりふで汚よごれた路地裏ろじうら
観みたいのでしょう? 逆転劇ぎゃくてんげきを

凡才ぼんさい 公開こうかい どうだい キライ?
爽快そうかい 大体だいたい 愛あいか期待きたい
そんなストーリー
お涙なみだをちょうだい
脳内のうないなんて蒙昧もうまい

下さがってく緞帳どんちょう
向むかってく大団円だいだんえん
ざけんな 運命うんめい

生いきる舞台ぶたいはサンドペーパー
この顔かお 三さん度ど目めだ
気きづいている 幸しあわせ 不幸ふしあわせ Ah

嫌やってほどすり減へった
磨みがかれた私わたしのすべて 夢ゆめ

まやかしではないジルコニア
光ひかってゆけ

誰だれかのガラスの靴くつでは
歩あるけない 歩あるけない
痛いたいじゃない 痛いたいじゃない

踊おどれ 舞台ぶたいはサンドペーパー
泡沫うたかた 何度なんど目めか
いたいけな裸足はだしの少女しょうじょじゃない

嫌やって言いうほどすり減へった
磨みがかれた私わたしのすべて 夢ゆめ

まやかしではないジルコニア
光ひかって Da Da Da Da Da Da Da

美うつくしい眼めでしょう
傷きずだらけだけど