巡めぐり返かえせば幸しあわせでした
砂糖さとうに塩しおは無味むみと思おもえば
苦にがい水面みなも 甘あまく香かおる
温あたたかい時ときでした
きっと私わたしはあなたに降ふった
夕立ゆうだちに挿さす雨傘あまがさだった
空そら見上みあげ二人ふたり寄より添そう
少すこし濡ぬれた肩かた
あなたの行ゆく先さきの何処どこかへ
せせらぐ波なみと木々きぎのざわめき
木漏こもれ日びが照てらした髪かみを
するりと撫なでる風かぜになりましょう
あなたが行ゆく先さきの何処どこかで
袖そでが触ふれたら笑わらい合あいましょう
絡からめた小指こゆび解ほどけども
僕ぼくらに光ひかりあれ
ずっとあなたは私わたしに降ふった
僥倖ぎょうこうと呼よべる愛あいだった
暗くらい夜道よみちに俯うつむけば
月明つきあかりに照てらされた
私わたしの行ゆく先さきの何処どこかで
過よぎる雨足あまあし 荒すさぶ嵐あらしが
川かわのように雪崩なだれのように
押おし寄よせ今いまに溺おぼれそうでも
私わたしの行ゆく先さきの何処どこかで
あなたがふわと微笑ほほえむのなら
この運河うんがを乗のりこなし
凪ないだ心こころでいつかあなたへ
船ふねを揺ゆらすだろう
あなたが行ゆく先さきの何処どこかで
袖そでが触ふれたら笑わらい合あいましょう
絡からめた小指こゆび解ほどけども
結むすび合あった仲なかでしょう
あなたの行ゆく先さきの何処どこかへ
一足ひとあし先さきに迎むかえにいくよ
涙なみだもいつか今いまを彩いろどる
忘わすれないでね
僕ぼくらに光ひかりあれ
巡meguりri返kaeせばseba幸shiawaせでしたsedeshita
砂糖satouにni塩shioはha無味mumiとto思omoえばeba
苦nigaいi水面minamo 甘amaくku香kaoるru
温atataかいkai時tokiでしたdeshita
きっとkitto私watashiはあなたにhaanatani降fuったtta
夕立yuudachiにni挿saすsu雨傘amagasaだったdatta
空sora見上miaげge二人futari寄yoりri添soうu
少sukoしshi濡nuれたreta肩kata
あなたのanatano行yuくku先sakiのno何処dokoかへkahe
せせらぐseseragu波namiとto木々kigiのざわめきnozawameki
木漏komoれre日biがga照teらしたrashita髪kamiをwo
するりとsururito撫naでるderu風kazeになりましょうninarimasyou
あなたがanataga行yuくku先sakiのno何処dokoかでkade
袖sodeがga触fuれたらretara笑waraいi合aいましょうimasyou
絡karaめたmeta小指koyubi解hodoけどもkedomo
僕bokuらにrani光hikariあれare
ずっとあなたはzuttoanataha私watashiにni降fuったtta
僥倖gyoukouとto呼yoべるberu愛aiだったdatta
暗kuraいi夜道yomichiにni俯utsumuけばkeba
月明tsukiaかりにkarini照teらされたrasareta
私watashiのno行yuくku先sakiのno何処dokoかでkade
過yoぎるgiru雨足amaashi 荒susaぶbu嵐arashiがga
川kawaのようにnoyouni雪崩nadareのようにnoyouni
押oしshi寄yoせse今imaにni溺oboれそうでもresoudemo
私watashiのno行yuくku先sakiのno何処dokoかでkade
あなたがふわとanatagafuwato微笑hohoeむのならmunonara
このkono運河ungaをwo乗noりこなしrikonashi
凪naいだida心kokoroでいつかあなたへdeitsukaanatahe
船funeをwo揺yuらすだろうrasudarou
あなたがanataga行yuくku先sakiのno何処dokoかでkade
袖sodeがga触fuれたらretara笑waraいi合aいましょうimasyou
絡karaめたmeta小指koyubi解hodoけどもkedomo
結musuびbi合aったtta仲nakaでしょうdesyou
あなたのanatano行yuくku先sakiのno何処dokoかへkahe
一足hitoashi先sakiにni迎mukaえにいくよeniikuyo
涙namidaもいつかmoitsuka今imaをwo彩irodoるru
忘wasuれないでねrenaidene
僕bokuらにrani光hikariあれare