夕陽になった人 歌詞 さとう。 ふりがな付

あなたの愛あいに色いろがあるのならば
この狭せまいアパートにふさわしくない
大おおきな窓枠まどわくが切きり取とった
夕陽ゆうひのオレンジだと思おもう

あなたの愛あいに歌うたがあるのならば
坂さかの上うえまで競走きょうそうしている子供こどもらの
きゃっきゃとした高たかい笑わらい声ごえや
17時じのチャイムがよく似合にあっていた

すれ違ちがうランドセルは赤色あかいろ
気きをつけなさいと信号機しんごうきの黄色きいろ
思おもい出だす照てれた頬ほほに混まざる
もう触ふれられぬ色いろ 忘わすれたくないの

橙色だいだいいろに染そまって、ちゃんと ねえ
会あえない夜よるはね
誰だれを想おもって 何なにを歌うたえばいいの?
わかんなくなるばかりで なんかもう
替かえなどなくてね
今いまも縋すがってる 私わたしをそこから笑わらってよね

思おもい込こむことにしたの
燃もえる街まちの温度おんどが部屋へやに立たち込こめた時とき
あなたが笑わらってる
あなたが照てらしてる
私わたしが1人ひとりにならないように

橙色だいだいいろに染そまって、そうじゃなきゃ
なんでもない夜よるに
ただ泣ないて また想おもってしまう
あなたを
橙色だいだいいろに染そまった街まちももう
ずっと寂さびしくて
ねえ笑わらって 笑わらって 笑わらって
橙色だいだいいろに染そまって、ちゃんと ねえ
この街まちごと あなた色いろ
橙色だいだいいろに染そまって、ちゃんと ねえ ねえ

あなたの愛あいに色いろがあるのならば
オレンジだと思おもう