よみ:ぱらどっくす・あしんめとりー
パラドックス・アシンメトリー 歌詞
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目覚めざめた視界しかいは 真まっ白しろで無機むき質しつな部屋へや
動うごけない身体からだ 自分じぶんを見下みおろして
目めを赤あかく腫はらしていた その顔かおは見知みしった両親りょうしん
漸ようやく理解りかいした 僕ぼくはもうこの世よには
いないんだ
俯瞰ふかんしたままの意識いしきは その場そこから消きえることなく
此処ここに至いたるまでの経緯けいいを全すべて思おもい出だして
何なにかぶつかる瞬間しゅんかんに 確たしかに感かんじた悪意あくい
事故じこではない 僕ぼくは誰だれかに殺ころされてこんな姿すがたに
紅あかく血ちに染そまる 死しの瞬間しゅんかん 受うけ入いれ難がたい《現実りある》
こんなの認みとめない そう思おもった途端とたん 響ひびく《旋律めろでぃ》に
意識いしき奪うばわれ――――
微睡まどろむ朝あさの静謐せいひつな空気くうき 焼やけた《朝食とーすと》の香かおり
何なんの変哲へんてつも無ない部屋へやで 僕ぼくだけが歪いびつなままで
身体からだに染しみ付ついた記憶きおくが 鮮あざやかに蘇よみがえる
幻まぼろしと思おもえぬリアルさに 震ふるえる身みを抱だき寄よせ
「何なにか悪わるい夢ゆめでも見みたんでしょう?」 両親りょうしんに宥なだめられ
抱だきしめた腕うでの暖あたたかさに 考かんがえるのをやめた
それからの僕ぼくは 人生じんせいをやり直なおすように
悔くいの無ないように がむしゃらに過すごした
生うまれつき弱よわい身体からだ どうしてか調子ちょうしが良よくて
以前いぜんの自分じぶんより 生いきることに前まえ向むきに なれたんだ
嗚呼ああ 意味いみを見出みいだだせないと 塞ふさぎ込こんでた日々ひびに
お別わかれを告つげる時ときが来きたんだ!
廻まわり始はじめる 時ときの夢ゆめ
非ひ対称たいしょうな舞台ぶたいは演者えんじゃを求もとめ
終おわりさえ 巻まき戻もどし
永劫えいごう 繰くり返かえす魔法まほう……
やがて 時ときは流ながれ かつて見みた悪夢あくむも忘わすれかけた
頃ころに 不意ふいに耳みみに 飛とび込こんだ信しんじられない噂うわさ
今更いまさらどうして 気付きづかぬ間まに 近付ちかづいてくる《事件のあったあの日ひ》
運命うんめい辿たどるように 覚おぼ束つかぬ足取あしどり 《未来で事件現場となるあの場所ばしょ》へと
佇たたずむのは――――
抗あらがえぬ衝動しょうどうが 人ひとの心こころに巣食すくう魔物まものと化かして
事ことを為なし その場ばから 音おとも無なく立たち去さった
廻まわり続つづける 時ときの《悪夢ゆめ》
美うつくしき旋律せんりつが流ながれる限かぎり
繰くり返かえし 自みずからを
永劫えいごう 殺あやめ続つづけて……
動うごけない身体からだ 自分じぶんを見下みおろして
目めを赤あかく腫はらしていた その顔かおは見知みしった両親りょうしん
漸ようやく理解りかいした 僕ぼくはもうこの世よには
いないんだ
俯瞰ふかんしたままの意識いしきは その場そこから消きえることなく
此処ここに至いたるまでの経緯けいいを全すべて思おもい出だして
何なにかぶつかる瞬間しゅんかんに 確たしかに感かんじた悪意あくい
事故じこではない 僕ぼくは誰だれかに殺ころされてこんな姿すがたに
紅あかく血ちに染そまる 死しの瞬間しゅんかん 受うけ入いれ難がたい《現実りある》
こんなの認みとめない そう思おもった途端とたん 響ひびく《旋律めろでぃ》に
意識いしき奪うばわれ――――
微睡まどろむ朝あさの静謐せいひつな空気くうき 焼やけた《朝食とーすと》の香かおり
何なんの変哲へんてつも無ない部屋へやで 僕ぼくだけが歪いびつなままで
身体からだに染しみ付ついた記憶きおくが 鮮あざやかに蘇よみがえる
幻まぼろしと思おもえぬリアルさに 震ふるえる身みを抱だき寄よせ
「何なにか悪わるい夢ゆめでも見みたんでしょう?」 両親りょうしんに宥なだめられ
抱だきしめた腕うでの暖あたたかさに 考かんがえるのをやめた
それからの僕ぼくは 人生じんせいをやり直なおすように
悔くいの無ないように がむしゃらに過すごした
生うまれつき弱よわい身体からだ どうしてか調子ちょうしが良よくて
以前いぜんの自分じぶんより 生いきることに前まえ向むきに なれたんだ
嗚呼ああ 意味いみを見出みいだだせないと 塞ふさぎ込こんでた日々ひびに
お別わかれを告つげる時ときが来きたんだ!
廻まわり始はじめる 時ときの夢ゆめ
非ひ対称たいしょうな舞台ぶたいは演者えんじゃを求もとめ
終おわりさえ 巻まき戻もどし
永劫えいごう 繰くり返かえす魔法まほう……
やがて 時ときは流ながれ かつて見みた悪夢あくむも忘わすれかけた
頃ころに 不意ふいに耳みみに 飛とび込こんだ信しんじられない噂うわさ
今更いまさらどうして 気付きづかぬ間まに 近付ちかづいてくる《事件のあったあの日ひ》
運命うんめい辿たどるように 覚おぼ束つかぬ足取あしどり 《未来で事件現場となるあの場所ばしょ》へと
佇たたずむのは――――
抗あらがえぬ衝動しょうどうが 人ひとの心こころに巣食すくう魔物まものと化かして
事ことを為なし その場ばから 音おとも無なく立たち去さった
廻まわり続つづける 時ときの《悪夢ゆめ》
美うつくしき旋律せんりつが流ながれる限かぎり
繰くり返かえし 自みずからを
永劫えいごう 殺あやめ続つづけて……