永久の劇場 歌詞 神木坂レニ(置鮎龍太郎) ふりがな付

翼つばさの折おれた天使てんしにも似にた
世界せかいを全すべて飲のみ込こむその瞳ひとみの先さきに
映うつし出だされた楽園らくえんをただ
探さがし彷徨さまよう咎人とがびとのように

歩あるき続つづけよ
夢幻むげんの神かみを超こえ

さぁ、荘厳そうごんたるアルカディアの園そのに
乱みだれ散ちる花弁かべんのように
永遠えいえんの時ときを踊おどり続つづける
麗うるわしき悪魔あくまのように

魂たましいさえ焦こがれ決けっして消きえない
完全かんぜんなる美うつくしさをたたえ
捧ささげよ永久とわのテアトロ

凍いてつくような炎ほのおにも似にた
儚はかなく消きえた光ひかりをただ求もとめ続つづける
呪のろいにも似にた祝福しゅくふくはもう
その目めを捉とらえたまま離はなさない

深淵しんえんなる調しらべに誘さそわれた
愚者ぐしゃのためのトラジェーディア
忘わすれることさえ許ゆるされぬ
麗うるわしき悪魔あくまのように

敬虔けいけんなる殉教者じゅんきょうしゃのための
慰なぐさみの戯曲ぎきょくのように
悲かなしみよ今いま形かたちとなれ
飛とび去さりし悪魔あくまのように

魂たましいさえ焦こがれ決けっして消きえない
追憶ついおくの中なかで狂くるおしく
宿命しゅくめいを今いま果はたそうか、さぁ

神かみよ、神かみよ、神かみよここに
終焉しゅうえんの鐘かねを鳴ならせ
もう何度なんども届とどかない
美うつくしき悪魔あくまの記憶きおく
狂くるおしき華はなの散ちるように