ホームシックユース 歌詞 アヤハラヨウ ふりがな付

2分ふん後ごに来くる快速かいそく特急とっきゅうに
飛とび込こもうかと"10秒びょう"考かんがえた。
途端とたんに足あしが震ふるえて「あ、やっぱやめる」
大袈裟おおげさでもなんでもない
これが僕ぼくの生活せいかつの一部始終いちぶしじゅう
クソみてえな毎日まいにちに命いのち燃もやしてる

最終さいしゅう電車でんしゃで我わが家やにご帰宅きたく
ポストはみ出だした、請求書せいきゅうしょの束たば
こんな紙切かみきれが今いまじゃ生いきている証あかし

飛とんでくマネー
解わかりますか?
ねえ、お前まえらにこの痛いたみが
別べつに誰だれが悪わるいわけじゃない、分わかってる

お父とうさん、お母かあさん
「僕ぼくは元気げんきにやってるよ」
やってるよ
やってる ん、やってる?

あれ本当ほんとうは嘘うそだった、なんて言いえないよな
勝手かってに自みずから飛とび出だして今更いまさら助たすけて
なんちゃって笑◆
自業じごう自得じとくだよね

星ほしが綺麗きれいで、海うみは青あおくて
あの街まちで過すごした日々ひび
あの頃ころ、僕ぼくは確たしかに生いきていた
そこにいる1人ひとりとして

大都会だいとかい、イカれた人ひとばっか
劣等れっとう感かん肥大ひだいして
この頃ごろ、僕ぼくはもう自分じぶんがなんだか
分わかんなくなってんだ

死しんだ魚さかなの眼めをして、不感症ふかんしょう装よそおって
ATフィールド全開ぜんかいも限界げんかい。

初はじめて死しのうとしたあの日ひに
既すでに心こころは死しんでいた

グシャグシャになった、このプライド
取とり残のこされてる僕ぼくはここ
井いの中なかの蛙かわず、大海たいかいを知しる
うるさい、そんなの分わかっている

もう無理むり、これ以上いじょう

夢ゆめは追おえない

ギターが得意とくいで、歌うたが大好だいすきな
少年しょうねんは大人おとなになった
ごめんな、坊ぼうや 夢ゆめは叶かなわない
もう帰かえる場所ばしょもない

大都会だいとかい、夢ゆめのゴミ捨すて場ば
その中なかで僕ぼくは
沢山たくさんの人ひとと出逢であい、別わかれながら
いつか「幸しあわせだ」と叫さけんでみたい

2分ふん後ごに来くる快速かいそく特急とっきゅうに
飛とび込こもうかと今日きょうも考かんがえた。
でも今日きょうは天気てんきが良いいから「やっぱやめよ」

生いきる理由りゆうとかクソどうでもいい
うん、やっぱりもうしばらく
僕ぼくは生いきて、生いきて
生いきていたい