月 歌詞 asaka ふりがな付

繋つなぎ止とめていた理由りゆうに 浮うかび出だした黒くろいダミー
逃にげる口実こうじつ言いう 杞憂きゆうに 匂におい出だした苦にがいコーヒー

手繰たぐり寄よせた 赤あかいスカート 解ほどける音おとが鈍にぶいファスナー
悍おぞましさ綴つづる後書あとがきへと 足あしを引ひき摺ずるあたし

流ながれる四季しきと景色けしきと日々ひびと
無下むげにした撚より糸いと 解ほどけた昨日きのう

箍たがが外はずれた言葉ことばの水みず いつが最後さいごだったのだろう
わかっていたはずの雲行くもゆき なのに願ねがうは虫螻むしけら
カーテンの隙間すきまが覗のぞく 夜よるの途中とちゅうを彷徨さまよう
他所よそ行いきの服ふくがそれを見みて蔑さげすむ

遍あまねく四季しきと景色けしきと日々ひびと
言葉ことばが色濃いろこく 逆流ぎゃくりゅうしてゆく
さよなら

貴方あなただけだった