独ひとりきり暗くらがりに迷まよい込こんだ
白磁はくじに輝かがやいたアイラびゅー
森もりの奥おく 帰かえり着つく 肋あばらの屋根やね
ともすれば下賤げせんな空からの箱はこ
甘あまく暖あたたかく、ぐしゃりと煮込にこんだ
林檎りんごのジャムは毒入どくいりらしい
どうぞ響ひびかせて 哀あいを哀あいを!
この僕ぼくには聞きこえぬように
「もっと響ひびかせて 愛あいを愛あいを!」
生はやし建たてるこの惑星ほしで
愛憎あいぞうも情欲じょうよくも絶望ぜつぼうも歌うたったのは
誰だれかのプリンセス
遠とおく色褪いろあせて裂さいた間あいだ
聞きき取とれない君きみの歌うた
耕たがやされ潤うるおったこの場所ばしょには
既すでに植うえる沙汰さたも無ないようで
十二じゅうに時じの魔法まほうが解とけた跡あとには
九十九つくもの理ことわりが書かき換かえた
お城しろに向むかって進すすむその最中さなか
カボチャの馬車ばしゃが腐くさり落おちて
どうぞ被かぶらせて 灰はいを灰はいを!
もう一度いちどを捧ささげるように
「もう昂たかぶらせて 愛あいを愛あいを!」
騒さわぎ立たてるこの惑星ほしで
狂信きょうしんも排熱はいねつも演算えんざんも
歌うたった頃ころが懐なつかしくて
両りょうの掌てのひらを裂さいた間あいだ
零こぼれ落おちるアストレア
堕おちたその狂気きょうきの理由りゆう携たずさえて
もう一度いちど君きみと躍おどれたなら
どうか響ひびかせてアイの愛あいを!
このすべてに聞きこえるように
もっと響ひびかせて愛あいのアイを!
赤あかく燃もえるこの惑星ほしで
激情げきじょうの冪べき乗じょうを塗ぬり越こえて
焚たいた火ひを捧ささげろディスプレイ
遠とおく過すぎ去さったような神話しんわ
魔法まほうはもう要いらないわ!
愛憎あいぞうも情欲じょうよくも絶望ぜつぼうも全部ぜんぶ
君きみの為ためだプリンセス
そっと色いろづいて咲さいた間あいだ
聴きかせてくれ君きみの歌うた
独hitoりきりrikiri暗kuraがりにgarini迷mayoいi込koんだnda
白磁hakujiにni輝kagayaいたitaアイラairaびゅbyuー
森moriのno奥oku 帰kaeりri着tsuくku 肋abaraのno屋根yane
ともすればtomosureba下賤gesenなna空karaのno箱hako
甘amaくku暖atataかくkaku、ぐしゃりとgusyarito煮込nikoんだnda
林檎ringoのnoジャムjamuはha毒入dokuiりらしいrirashii
どうぞdouzo響hibiかせてkasete 哀aiをwo哀aiをwo!
このkono僕bokuにはniha聞kiこえぬようにkoenuyouni
「もっとmotto響hibiかせてkasete 愛aiをwo愛aiをwo!」
生haやしyashi建taてるこのterukono惑星hoshiでde
愛憎aizouもmo情欲jouyokuもmo絶望zetsubouもmo歌utaったのはttanoha
誰dareかのkanoプリンセスpurinsesu
遠tooくku色褪iroaせてsete裂saいたita間aida
聞kiきki取toれないrenai君kimiのno歌uta
耕tagayaされsare潤uruoったこのttakono場所basyoにはniha
既sudeにni植uえるeru沙汰sataもmo無naいようでiyoude
十二juuni時jiのno魔法mahouがga解toけたketa跡atoにはniha
九十九tsukumoのno理kotowariがga書kaきki換kaえたeta
おo城shiroにni向muかってkatte進susuむそのmusono最中sanaka
カボチャkabochaのno馬車basyaがga腐kusaりri落oちてchite
どうぞdouzo被kabuらせてrasete 灰haiをwo灰haiをwo!
もうmou一度ichidoをwo捧sasaげるようにgeruyouni
「もうmou昂takabuらせてrasete 愛aiをwo愛aiをwo!」
騒sawaぎgi立taてるこのterukono惑星hoshiでde
狂信kyoushinもmo排熱hainetsuもmo演算enzanもmo
歌utaったtta頃koroがga懐natsuかしくてkashikute
両ryouのno掌tenohiraをwo裂saいたita間aida
零koboれre落oちるchiruアストレアasutorea
堕oちたそのchitasono狂気kyoukiのno理由riyuu携tazusaえてete
もうmou一度ichido君kimiとto躍odoれたならretanara
どうかdouka響hibiかせてkaseteアイaiのno愛aiをwo!
このすべてにkonosubeteni聞kiこえるようにkoeruyouni
もっとmotto響hibiかせてkasete愛aiのnoアイaiをwo!
赤akaくku燃moえるこのerukono惑星hoshiでde
激情gekijouのno冪beki乗jouをwo塗nuりri越koえてete
焚taいたita火hiをwo捧sasaげろgeroディスプレイdisupurei
遠tooくku過suぎgi去saったようなttayouna神話shinwa
魔法mahouはもうhamou要iらないわranaiwa!
愛憎aizouもmo情欲jouyokuもmo絶望zetsubouもmo全部zenbu
君kimiのno為tameだdaプリンセスpurinsesu
そっとsotto色iroづいてduite咲saいたita間aida
聴kiかせてくれkasetekure君kimiのno歌uta