スライ村 歌詞 稲むり feat. ついなちゃん ふりがな付

拝啓はいけいいかがお過すごしですか
桜さくらが一輪いちりん咲さいた火曜日かようび
僕ぼくに届とどいた素朴そぼくな便たより
fromスライ村一むらいち同どう

さようならから何年なんねん経たてど
送おくり主ぬしはなんとなくわかる
鋭するどい牙きばを生はやした赤あかい
スライムのあいつ

見様見真似みようみまねの翼つばさ広ひろげ挑いどんだ
隔へだたった壁かべ 冷つめたい手触てざわり
いつのまにどうでも
よくなっちゃったんだっけ
今いまの僕ぼくなら君きみに会あえるのに!

スライ村むらの同窓会どうそうかい
見知みしった大人おとなのモンスターズ
姿すがたも言葉ことばも
君きみは記憶きおくどおり

だけどよく見みてみて
トゲトゲキマった彼女かのじょ
昔むかしあんな笑顔えがお見みたことなかった

スライ村むらのセイレーン
キラリ光ひかる背鰭せびれに
指ゆびの先さき半透明はんとうめい
フニャッと変形へんけい(オッケー)

情なさけない思おもい出で
譲ゆずれないこだわり
変かわらない
それ以上いじょうに
僕ぼくら未いまだ自由自在じゆうじざい
friendsフレンズ

それで最近さいきんどうしてるんだい
時ときの止とまった不思議ふしぎな会話かいわ
あの日ひ確たしかに大人おとなびてた君きみは
珍めずらしい構造こうぞう色しょく

それじゃあれも叶かなえたのかな
木きの上うえ秘密ひみつ基地きちにて夕方ゆうがた
君きみが語かたった将来しょうらいの夢ゆめ

「自分じぶんで考かんがえたことこそなかったが、
その通とおりだと思おもう。
強つよくならなきゃいけなかったし、
実際じっさいよくやったと思おもう。

それでも
ふと、もしそのことも君きみに
話はなしていたらと想像そうぞうするのだ。
言いわないと。
そのために呼よんだのだから。

突然とつぜん建たった高たかい壁かべについて、
私わたしが見みてしまったものについて。」

スライ村むら殲滅せんめつ隊たい
僕ぼくの耳みみを穿うがった矢尻やじり
見据みすえて一言ひとこと
「正まさに予想よそう通どおり」

だけど僕ぼく知しってるよ
尻尾しっぽの先さきに出でるんだ
そんな怯おびえた仕草しぐさ
見みたことないから!

スライ村むらの大魔王だいまおう
僕ぼくらだって戦たたかう
角つのの先さき半透明はんとうめい
フニャッと変形へんけい(オッケー)

とめどなく価値かち観かん
否応いやおうなく災難さいなん
変かわりゆく
それを凌しのぐ
秘ひめた 君きみの 余白よはく