夏の終わり 歌詞 螟上?邨ゅo繧 feat. 結月ゆかり ふりがな付

空そら、夏なつ、風かぜ 恐おそらく大事だいじな人ひと
汗あせ、希望きぼう、未来みらい 蝉時雨せみしぐれが降ふる街まち

後うしろめたさで熱ねつを乞こう私わたしの姿すがたは
飛行機雲ひこうきぐものその先さきを望のぞむヒグラシだ
また日差ひざしが強つよくなって
照てらされてゆく鉄塔てっとうを見上みあげ
誰だれかの引ひき止とめる声こえは
泣ないているように聞きこえた

「緊急きんきゅう警報けいほう、緊急きんきゅう警報けいほう」
「名残惜なごりおしいが」
「もうじき今年ことしの夏なつは終了しゅうりょうする」
「各自かくじ、心残こころのこりのないように」

青空あおぞらに呆ほうける時間じかんだけじゃ
救すくうものだけが増ふえてかなわねぇ!
頭上ずじょうには馬鹿ばかげたデカさの雲くも
崩壊ほうかい寸前すんぜんの思おもい出での場所ばしょに
夏なつの終おわりが来くる

空そら、夏なつ、風かぜ 陽炎かげろうみたいな人ひと
汗あせ、希望きぼう、未来みらい 落おとし物ものだらけの街まち

空そら、夏なつ、風かぜ、意味いみ、理想りそう、日々ひび、
夢ゆめ、嘘うそ、君きみ、友とも、孤独こどく、あとなんだっけ?

それでも日差ひざしが強つよくなって
掻かき消けされゆく暑あつさの隙間すきまで
永遠えいえんの季節きせつでお前まえはどんな顔かおをしていた?

終着しゅうちゃくを見失みうしなう君きみの背せが
幻まぼろしで消きえるなら世話せわがないだろう
頭上ずじょうには馬鹿ばかげたデカさの雲くも
崩壊ほうかい寸前すんぜんの思おもい出での場所ばしょに

「夏なつの終おわりが来くる」

飛行機ひこうきが帯おびるのは夏なつの空そら
喪失そうしつを届とどけに亜あ音速おんそくで飛とぶ!
苛立いらだちと憂鬱ゆううつと悲かなしみと
期待きたいと空虚くうきょと祈いのりを綯ない交まぜに
夏なつの終おわりが来くる