ユートピア 歌詞 tayori ふりがな付

波なみが攫さらうつま先さき
光ひかる足跡あしあとが四よっつ並ならぶ
いつか二人ふたりで遠とおい国くにまで
そっと逃にげ出だしてしまえたら
なんて

鳥とりは空そらを見上みあげた
今いまにも泣なき出だしそうな瞳ひとみで
願ねがえばいつでも飛とび立たって行いけるのに
それはまるでおとぎ話ばなしのよう

愛あいを知しってしまった夜明よあけに
翼つばさを隠かくしたその心こころは
同おなじ明日あすがもう来こないこと
きっと分わかっていたんだ

夜よるを運はこぶ夕暮ゆうぐれ
浮うかぶあなたのその横顔よこがお
どんな世界せかいで どんな仕草しぐさで
空そらを仰あおいでいるんだろうか

風かぜを切きって進すすんだあの日々ひび
そんな魔法まほうはもう解とけた
夢ゆめを見みて沈しずんだ分ぶんだけ
僕ぼくら離はなれてしまったんだ

通とおり過すぎた日々ひびの残像ざんぞう
あどけない夢ゆめの香かおり纏まとって
浮うかんだ一ひとつの憧憬しょうけい
二人ふたりで歩あゆんだはずの
その道みちのりを背せに

愛あいを知しってしまった夜明よあけに
翼つばさを隠かくしたこの心こころは
同おなじ明日あすを願ねがってしまうよ
あなたのようにはなれないから