消しゴムで描いた未来 歌詞 Nei. feat. 初音ミク,重音テト ふりがな付

白紙はくしのページを開ひらきながら
机つくえに突つっ伏ぷしてる

人混ひとごみの温ぬくもりなんかに
感動かんどうする人生じんせいを横目よこめに
イヤホンの中なかの音おとだけが
何なにもかもを遮さえぎってくれる

車窓しゃそうに揺ゆれる都会とかいの景色けしきは
昨日きのうと変かわらず映うつるだけ
「歳としを取とれば楽らくになる」と
信しんじ続つづけてまだ16年ねん

窮屈きゅうくつに詰つめ込こまれた
日々ひびが行ゆき場ばを奪うばってく
それでも隙間すきまを探さがして
新あたらしい風かぜを感かんじたい

消けしゴムで描かいた未来みらいなんて
ぐちゃぐちゃで構かまわない
線せんが途切とぎれても 消きえても
最後さいごには笑わらえるはずだろう
そう信しんじるしかないんだって
思おもい込こんだ僕ぼくは
白紙はくしのページを開ひらきながら
机つくえに突つっ伏ぷしてる

自己嫌悪じこけんおに浸ひたる間まもなく
ただひたすら光ひかり求もとめてる
太陽光たいようこうパネルみたいに
どうしようもなく 欲ほしがってる

曖昧あいまいに塗ぬりつぶされた
地図ちずの上うえを歩あるくだけ
でも 消きえかけた跡あと辿たどれば
少すこしずつ道みちが見みえてくるって信しんじたい

消けしゴムで描かいた未来みらいだって
不確定ふかくてい世界せかいだ
αアルファ未知数みちすうの このペンキで
自分じぶんの地図ちずを描えがこう
なんでもやればできるんだって
思おもい込こんだ僕ぼくは
白紙はくしのページを開ひらきながら
机つくえに突つっ伏ぷしてる

消けしゴムで描かいた未来みらいなんて
闇夜やみよの電灯でんとうだ
線せんが途切とぎれても 消きえても
最後さいごには笑わらえているかな
そう疑うたがっちゃダメなんだって
喉のどが詰つまる僕ぼくが
むしろ幸しあわせと思おもえるほどに
この世界せかいは不確定ふかくてい

消けしゴムで描かいた未来みらいを今いま
「自分じぶん」で塗ぬりつぶそう
疾とうに擦すり切きれたこの日々ひびも
いつか誇ほこりに変かわるから
そう信しんじ続つづけた
夢ゆめも愛あいもない僕ぼくは
白紙はくしのページを抱だきしめながら
明日あすにそっと手てを伸のばす