閃より雷や、更りや高き 歌詞 丁 ふりがな付

乾かわく道みちは
惑まどう空そらと
今際いまはの時とき
繋つなぎ導みちびけ

手繰たぐり寄よせた運命さだめは
陽炎かげろうの嘘うそまみれ
知しらぬ合間あいまに囁ささやく
罪人つみびと偽いつわり

独の手うでの中なかにある
見みせるその背中せなかは

誰だれも知しらない
届とどかない場所ばしょへ
超こえて消きえて問とうて落おちて

閃ひらより雷らいや
沁しみついた
孤この色いろは消きえない
変かわらずのまま
在あるべき場所ばしょにただ

更さらりや高たかき
知しらぬうちに
影かげが広ひろくなる
風かぜに踊おどる舞まい
限かぎりのない
想おもいは重かさなり
何処どこまでも

今宵こよいは晒さらし雨あめで
手向たむけたこのアカネは
染そまる月つきを追おい求もとめ
振ふるい続つづけた

何なにを問とい出だすのか
託たくす心こころは何処どこ
連つらなる世界せかい
流ながした涙なみだは

孤独こどくの音おとは
手てを取とり合あえば
変かわるはずだった
今いまは絶たえず舞まう
彼方かなたの為ためにただ

鼓動こどうは踊おどり
逆さからうことなかれ
命いのちはもう
掏すり抜ぬけていった
殻からは攫さらったこの手ては

絶たえず燃もえ 鳴ならせ鼓舞こぶし
掲かかげたこの手てを 駆からせ想おもひ
詰つんだ世界せかい 炎ほのおと踊おどれ
打うたせ魂たましい 足掻あがけ 足掻あがけ

其それでも 其それまでは
信しんじて 灰はいや

孤独こどくの音おとは
手てを取とり合あえば
変かわるはずだった
今いまは絶たえず舞まう
彼方かなたの為ためにただ

鼓動こどうは踊おどり
逆さからうことなかれ
命いのちはもう
掏すり抜ぬけていった
殻からは攫さらった
羽はばたくなら
今いま この手てで