よみ:きょうえんどみなしおん
狂聲ドミナシオン 歌詞
友情
感動
恋愛
元気
結果
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
「ようこそ、七人目ななにんめの美うつくしき少女しょうじょ。ふふっ。さ、踊おどりなさいな?」
「そして始はじまる、晩餐会ばんさんかい。
幸しあわせそうに、皆口々みんなくちぐちに魔女まじょを称たたえながら。
けれど、みなどこか空うつろな目めをしていて。」
「(何なんなのこれは……胸むねがざわつく。こんな事ことが……許ゆるされていいの?)」
「心こころのどこかに巣すくう弱音よわねを噛かみ潰つぶしながら、ミリリは立たち上あがる。」
「論戦ろんせんにも成なり得えない拙つたない感情かんじょうの吐露とろ。興味深きょうみぶかげに応おうじる魔女まじょ。」
「―――それは、彼女かのじょの最後さいごの抵抗ていこう。」
ねえ貴女あなた その両手りょうてがどれほどの血ちに塗まみれているのか
省かえりみることはないの その蛮行おこないを
何なにを今更いまさら 魔女まじょは嗤わらう
この手てがどれほど穢けがれようとも
この美びは欠片かけらほども損そこなわれないと
ねえ貴女あなた この娘こ達たちが貴女あなたにどれほど傷きずつけられたか
何なにも言いうことはないの その陵辱おこないに
何なにを愚おろかな 魔女まじょは嗤わらう
その美びが堕おとすのに比くらべるならば、
これらの幸しあわせなど疑うたがいようは無ないと
神かみに見出みいだされた私わたしの正義ことばの前まえには
お前まえの偽善ことばなど児戯じぎに等ひとしいと知しれ
負まけるな 己おのれを保たもて
この狂気きょうきの沙汰さたに呑のみ込こまれなどしないと
歪ゆがみきった世界せかいの主しゅは ただ嗤わらうばかりで―――
「拙つたない応酬おうしゅうの間まにも、宴うたげは続つづいていく。
冷笑れいしょう。失笑しっしょう。憐憫れんびん。侮蔑ぶべつ。猜疑さいぎ。軽蔑けいべつ。
少女達しょうじょたちからミリリへと向むけられる、ありとあらゆる負ふの感情かんじょうを孕はらんだ視線しせん」
「たまらずミリリは叫さけびかける。」
「どうして、ねぇ、どうして!あなたたちも昔むかしはこうじゃなかったはずなのに!この魔女まじょの言いうことが……本当ほんとうに正ただしいっていうの!?」
「悲痛ひつうなその声こえに応こたえるものは、誰一人だれひとりとして、いなかった。」
暗くらい闇やみの底そこを覗のぞき込こむ
呆然ぼうぜんとして ただ立たち尽つくす
私わたしだけが道化どうけのように滑稽こっけいな有様ありさまで
誰だれも手てなど差さし伸のべてはくれなかった
―――だけど
……負まけたくない 認みとめたくない
歪いびつな幸しあわせを 吐はき戻もどそうと頑かたくなに
けれど 紡つむぐ言葉ことばの全すべてが
力ちからなく消きえていく
朽くちた眼窩がんかは 何なにも語かたらず
宴うたげの一席いっせきに据すえ置おかれた亡骸なきがら
何なにの為ための罪つみの贖あがないか?
何なにも赦ゆるされはしない
錯綜さくそうするエゴの仮託かたく
生いきるのか 朽くちるべきか
正ただしいのは私わたしだ とも もはや信しんじることさえ出来できなくなって ah...
「そして始はじまる、晩餐会ばんさんかい。
幸しあわせそうに、皆口々みんなくちぐちに魔女まじょを称たたえながら。
けれど、みなどこか空うつろな目めをしていて。」
「(何なんなのこれは……胸むねがざわつく。こんな事ことが……許ゆるされていいの?)」
「心こころのどこかに巣すくう弱音よわねを噛かみ潰つぶしながら、ミリリは立たち上あがる。」
「論戦ろんせんにも成なり得えない拙つたない感情かんじょうの吐露とろ。興味深きょうみぶかげに応おうじる魔女まじょ。」
「―――それは、彼女かのじょの最後さいごの抵抗ていこう。」
ねえ貴女あなた その両手りょうてがどれほどの血ちに塗まみれているのか
省かえりみることはないの その蛮行おこないを
何なにを今更いまさら 魔女まじょは嗤わらう
この手てがどれほど穢けがれようとも
この美びは欠片かけらほども損そこなわれないと
ねえ貴女あなた この娘こ達たちが貴女あなたにどれほど傷きずつけられたか
何なにも言いうことはないの その陵辱おこないに
何なにを愚おろかな 魔女まじょは嗤わらう
その美びが堕おとすのに比くらべるならば、
これらの幸しあわせなど疑うたがいようは無ないと
神かみに見出みいだされた私わたしの正義ことばの前まえには
お前まえの偽善ことばなど児戯じぎに等ひとしいと知しれ
負まけるな 己おのれを保たもて
この狂気きょうきの沙汰さたに呑のみ込こまれなどしないと
歪ゆがみきった世界せかいの主しゅは ただ嗤わらうばかりで―――
「拙つたない応酬おうしゅうの間まにも、宴うたげは続つづいていく。
冷笑れいしょう。失笑しっしょう。憐憫れんびん。侮蔑ぶべつ。猜疑さいぎ。軽蔑けいべつ。
少女達しょうじょたちからミリリへと向むけられる、ありとあらゆる負ふの感情かんじょうを孕はらんだ視線しせん」
「たまらずミリリは叫さけびかける。」
「どうして、ねぇ、どうして!あなたたちも昔むかしはこうじゃなかったはずなのに!この魔女まじょの言いうことが……本当ほんとうに正ただしいっていうの!?」
「悲痛ひつうなその声こえに応こたえるものは、誰一人だれひとりとして、いなかった。」
暗くらい闇やみの底そこを覗のぞき込こむ
呆然ぼうぜんとして ただ立たち尽つくす
私わたしだけが道化どうけのように滑稽こっけいな有様ありさまで
誰だれも手てなど差さし伸のべてはくれなかった
―――だけど
……負まけたくない 認みとめたくない
歪いびつな幸しあわせを 吐はき戻もどそうと頑かたくなに
けれど 紡つむぐ言葉ことばの全すべてが
力ちからなく消きえていく
朽くちた眼窩がんかは 何なにも語かたらず
宴うたげの一席いっせきに据すえ置おかれた亡骸なきがら
何なにの為ための罪つみの贖あがないか?
何なにも赦ゆるされはしない
錯綜さくそうするエゴの仮託かたく
生いきるのか 朽くちるべきか
正ただしいのは私わたしだ とも もはや信しんじることさえ出来できなくなって ah...