カガミバリ 僕ぼくらは檻おりの中なか
手枷てかせもレールも外はずれたのに
振ふり返かえると誰だれも居いなくて
目めが合あった嫌きらいな自分じぶんが 見透みすかしたように笑わらうから
目めを塞ふさいだ 壊こわす勇気ゆうきも無なくて
誰だれか ねえ 誰だれか こっちを見みて
少すこし そう 少すこしだけでいいよ
名前なまえを呼よんで
カガミバリ
僕ぼくらを閉とじ込こめた世界せかいは 僅わずかな隙間すきまも無なくて
「痛いたイ 痛いたイ」
傷きずを重かさねることに ただ明日あしたを見出みいだす
ひび割われた破片はへんを手てにして
刻きざみこむ 背徳はいとくの重かさね書がき
誰だれか ねえ 誰だれか こっちを見みて
少すこし そう 少すこしだけでいいよ
覚おぼえていて
カガミバリ
僕ぼくらを閉とじ込こめた世界せかいは 僅わずかな隙間すきまも無なくて
「居いタイ 居いタイ」
傷きずを舐なめあうことで ただ今日きょうも繋つなぎとめた
隠かくしてた映うつらぬ弱よわさを
カガミバリで自分じぶんを突つき刺さした
痛いたみは鋭するどく 心こころを抉えぐる
「痛いたイ 痛いたイ」
同おなじ痛いたみを知しって『許ゆるされた』
そう思おもうわけじゃない
積つみ上あげ 崩くずして 何なにかを得える
カガミバリkagamibari 僕bokuらはraha檻oriのno中naka
手枷tekaseもmoレreールruもmo外hazuれたのにretanoni
振fuりri返kaeるとruto誰dareもmo居iなくてnakute
目meがga合aったtta嫌kiraいなina自分jibunがga 見透misuかしたようにkashitayouni笑waraうからukara
目meをwo塞fusaいだida 壊kowaすsu勇気yuukiもmo無naくてkute
誰dareかka ねえnee 誰dareかka こっちをkotchiwo見miてte
少sukoしshi そうsou 少sukoしだけでいいよshidakedeiiyo
名前namaeをwo呼yoんでnde
カガミバリkagamibari
僕bokuらをrawo閉toじji込koめたmeta世界sekaiはha 僅wazuかなkana隙間sukimaもmo無naくてkute
「痛itaイi 痛itaイi」
傷kizuをwo重kasaねることにnerukotoni ただtada明日ashitaをwo見出miiだすdasu
ひびhibi割waれたreta破片hahenをwo手teにしてnishite
刻kizaみこむmikomu 背徳haitokuのno重kasaねne書gaきki
誰dareかka ねえnee 誰dareかka こっちをkotchiwo見miてte
少sukoしshi そうsou 少sukoしだけでいいよshidakedeiiyo
覚oboえていてeteite
カガミバリkagamibari
僕bokuらをrawo閉toじji込koめたmeta世界sekaiはha 僅wazuかなkana隙間sukimaもmo無naくてkute
「居iタイtai 居iタイtai」
傷kizuをwo舐naめあうことでmeaukotode ただtada今日kyouもmo繋tsunaぎとめたgitometa
隠kakuしてたshiteta映utsuらぬranu弱yowaさをsawo
カガミバリkagamibariでde自分jibunをwo突tsuきki刺saしたshita
痛itaみはmiha鋭surudoくku 心kokoroをwo抉eguるru
「痛itaイi 痛itaイi」
同onaじji痛itaみをmiwo知shiってtte『許yuruされたsareta』
そうsou思omoうわけじゃないuwakejanai
積tsuみmi上aげge 崩kuzuしてshite 何naniかをkawo得eるru