よみ:ばつびょう!すかいかいぞくだん
抜錨!スカイ海賊団 歌詞
-
夏組
- 2019.11.20 リリース
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大だい冒険ぼうけんとお宝たから求もとめ、七ななつの海うみを股ももにかける
そうさ俺おれたちは泣なく子こも黙だまる大海賊だいかいぞく団だん、スカイ海賊かいぞく団だん
「船長せんちょう、スカイ!」
「航海士こうかいし、ヘンリー!」
「乗組員のりくみいん、ジョニー!」
「野郎やろうども!出航しゅっこうだ!」
「アイアイサー!」
帆ほを張はれ!錨いかりを上あげろ!
全速ぜんそく前進ぜんしん、ヨーソロー!
「オオー!!」
「船長せんちょう、船ふねが限界げんかいっす!買かい換かえましょう!」
「貧乏びんぼう海賊かいぞく団だんのどこにそんな金かねがあるって?」
「ふっふっふ。案あんずるな。野郎やろうども、我われに策さくありだ!」
「船長せんちょうさすがっす!で、どんな作戦さくせんで?」
「これよ!」
「ウォンテッド、海賊かいぞく黒ぐろひげ…賞金しょうきん100万まんドル!」
「こいつを捕つかまえて大金持おおがねもちって寸法すんぽうだ」
「船長せんちょうの考かんがえにはマジ及およばねえっす!スゲーっす!」
「たりめえよ」
「いやいや、そう簡単かんたんに見みつからないでしょ」
「痛いたっ」
「すみません」
「おいおい大丈夫だいじょうぶかい、嬢じょうちゃん」
「私わたしは令嬢れいじょうのフランソワ。悪者わるものに追おわれていますの」
「野郎やろうども!スカイ海賊かいぞく団だんの名なにかけて、嬢じょうちゃん守まもるぞ!」
「アイアイサー!」
「悪者わるものに追おわれてるって言いったよな?」
「はい」
「さっきのは海軍かいぐんだった。お前まえ…何者なにものだ?」
「私わたしは令嬢れいじょうのフランソワ。あなた、失礼しつれいよ」
「ふーん。じゃあこれなーんだ?」
「!」
「お前まえ、海賊かいぞくだろ?」
「いつの間まに!返かえせ!」
「本当ほんとうのことを話はなしたらな」
「椋むくのやつ、随分ずいぶん堂々どうどうとしてるな」
「うん、旗揚はたあげの頃ころと大違おおちがい。オレたちも、上あげて行いこ」
「だな」
「つけ髭ひげ!」
「黒くろいつけ髭ひげ…まさか」
「黒くろひげ!?」
「令嬢れいじょうじゃなかったのか…」
「どこに凹へこんでるんすか!100万まんドルっすよ!」
「お頭かしら、黒くろひげが逃にげてるよ」
「おう…いや、捕つかまえろ!」
「アイアイサー!」
「船長せんちょう!ジョニーがやっときました」
「よくやった!」
「くそ、離はなせ」
「悪わるいな。新あたらしい船ふねのためだ」
「よーし野郎やろうども!100万まんドルだ!!」
「降参こうさんだ。あたしを捕つかまえるとはやるじゃないか。
特別とくべつにアンタらの海賊かいぞく団だんに入はいってやるよ」
「なんだと?」
「ただでとは言いわない。宝たからの山やまに案内あんないしてやるよ」
「あのな、そんな簡単かんたんにウチには入いれないんだよ!」
「宝たから?いくらの山やまだ?」
「推定すいてい4000万まんドル」
「今日きょうからお前まえはスカイ海賊かいぞく団だんだ」
「船長せんちょう~!」
「お頭かしらは金かねに弱よわいんだから。の割わりに貧乏びんぼうだけど」
「よーし野郎やろうども、出航しゅっこうだ!」
「アイアイサー!」
4000万まんのお宝たから目指めざし、風切かざきり波ば上あげ突つき進すすむ
そうさ俺おれたちは泣なく子こも黙だまる大海賊だいかいぞく団だん、スカイ海賊かいぞく団だん
帆ほはないけど!錨いかりもないけど!俺おれたちにゃロマンがある
「面舵おもかじいっぱーい!」
「船長せんちょう!舵かじもねえっす!」
「やっぱり天馬てんまくんと三角みすみさんのお芝居しばいは凄すごいや」
「確たしかに今日きょうはちょっと乗のってるね二人ふたり。でもアンタも準じゅん主演しゅえんでしょ。
もっと勝かち込こんでやりな、椋むく」
「うん!ボクらの芝居しばいを、ぶつけよう!」
「ようし、今夜こんやはこの島しまで野宿のじゅくだ!」
「なんであたしがこんなこと…」
「地図ちず通どおりならお宝たからのあるサンカーク島じまはもうすぐっす!」
「ドーンされた」
「砲撃ほうげき!?海軍かいぐんだ!」
「おとなしく黒くろひげの身柄みがらを渡わたせば、他ほかの小物こものは見逃みのがしてやる」
「誰だれが渡わたすか!フランソワは俺おれたちの仲間なかまだ!」
「船長せんちょう…きゅん」
「こいつには4000万まんドルの価値かちがあるんだよ!」
「船長せんちょう、ブレない姿勢しせい、さすがっす!」
「黒くろひげを捕とらえろ!」
「あーあ。こりゃ仕方しかたないか」
「ヘンリー、つええー!」
「お頭かしらが捕つかまっちまうのは嫌いやなんでね」
「貴様きさま…何者なにものだ」
「思おもい出だした!あんた、血ちまみれヘンリーでしょ!」
「血ちまみれヘンリー?」
潰つぶした海賊かいぞく数知かずしれず
奪うばった財宝ざいほう星ほしの数かず
血染ちぞめの旗はた持もつ大海賊だいかいぞく
1000万まんドルの賞金しょうきん首くび
「えー!」
「何故なぜこんな小物こものだらけのオンボロ海賊かいぞく団だんに?」
「言いい過すぎだぞ」
「うちの船長せんちょうは変かわり者ものでね。金かねはないくせに、ロマンと仲間なかまを捨すてない。
長ながいこと海賊かいぞくやってきたが、有あり体ていに言いや、惚ほれたのさ」
「ヘンリー…」
「さて、こいつをやられたくなかったら船ふねを一いち艘そう置おいて引ひき返かえしな」
「本部ほんぶに伝つたえろ。
黒ぐろひげフランソワと血ちまみれヘンリーを捕とらえに来きてくれと」
「いや、スカイもな!」
「ジョニーもよろしくっす!」
「椋むくと一成いっせいの殺陣たてがこんなにハマるとはな」
「むっくんすごいっしょ!『ロミジュリ』見みたときから、アクション
やってみたいっつってたもんね!」
「ねえオレ楽たのしくなってきた。もっと飛とばしてもいい?」
「当あたり前まえでしょ」
「好すきにやれ」
「船長せんちょう!」
「海軍かいぐん将校しょうこうポール…スカイ海賊かいぞく団だんに入いれ」
「は?」
「ぎょぎょぎょ?」
「人質ひとじちってなんか、つまんねえだろ。お前まえが仲間なかまに入はいれば、海軍かいぐんの情報じょうほうも
手てに入はいる」
「あいつ、正気しょうきか?」
「誰彼だれかれ構かまわずスカウトするんだよ、お頭かしらは」
「さすがっす船長せんちょう!こいつが入はいれば、俺おれは下したっ端ぱ卒業そつぎょうですね!」
「じきに海軍かいぐんの仲間なかまたちが来くる。そしたらお前まえらは一網打尽いちもうだじんだ」
「あったぞ、お宝たからだ」
「うおー船長せんちょう!4000万まんドルっすね!」
「なんだ!?」
「海軍かいぐんだ。思おもったより早はやいな」
「あんたもいるのに砲撃ほうげきって、随分ずいぶんなやり方かただね」
「仕方しかたねえ、こいつの縄なわを切きれ。このままだと危あぶない」
「それはさすがに」
「船長せんちょう命令めいれいだ。どうするかは、お前まえが決きめろ」
「はわわ、船長せんちょう、来きますっす!」
「よーし野郎やろうども、応戦おうせんだ!」
「アイアイサー!」
「ヘンリーと黒くろひげを捕とらえよ、生死せいしは問とわん!
邪魔じゃまする者ものは皆殺みなごろしにせよ!」
「大佐たいさ、生いかして捕とらえるべきです。殺ころしてしまっては…!」
「敵てきに寝返ねがえったか?海軍かいぐんは絶対ぜったい正義せいぎだ」
「貴様きさま、なぜ」
「海軍かいぐんはどうか知しらんが、海賊かいぞくは仲間なかまを裏切うらぎらねえんだ。
それに…こっちのほうがロマンがあるだろ?」
「どうする?絶対ぜったい正義まさよしさん?」
「…撤退てったいだ」
「仲間なかまの命いのちは粗末そまつにするのに自分じぶんの命いのちは大事だいじなんだ?」
「スカイ海賊かいぞく団だん、覚おぼえておけ」
「で、どうすんの?」
「スカイ海賊かいぞく団だんへようこそ」
「…」
「おい!お前まえが一番いちばん下したっ端ぱだかんな!雑巾掛ぞうきんがけから教おしえてやんよ!」
「そんなことより、お宝たからだー!」
「そうでした!…おい!何なに前まえ歩あるいてんだよ下したっ端ぱ。あーん?」
「開あけるぞ!」
「うぉおおお」
「空からっぽっす!」
「いや、なんでだよ!?」
「隠かくし場所ばしょはここで間違まちがいないはずだよ。地図ちず通どおりだし」
「誰だれかが先さきに見みつけていたのか?」
「あ!」
「どうしたヘンリー?」
「いやなんでもない」
「今いまのは明あきらかに何なにか思おもい出だした『あ!』だろ」
「説明せつめいしなよ、ヘンリー」
「そういえば昔むかし、この海賊かいぞく団だんの財宝ざいほう奪うばったことあったなって」
「いや、犯人はんにんお前まえかい!で、その財宝ざいほうは?」
「使つかい果はたした」
「おーい!もっと早はやく言いってくれよヘンリー!」
「でも船長せんちょうは、もっと大切たいせつなお宝たからを手てに入はいれてるよ」
「え?」
「これまでの冒険ぼうけんで得えたかけがえのない絆きずなが、何なによりの財宝ざいほうだよ」
「…ヘンリー」
「…いや騙だまされねえぞ!」
「てへぺろ」
「財宝ざいほうが欲ほしいなら、ここからずっと東ひがしの海うみ、
マンカイ島じまには、100億おくドルの宝たからがあるらしい」
「そんな情報じょうほう初はじめて聞きいた」
「俺おれもだ」
「海軍かいぐんの機密きみつ事項じこうだからな」
「昇格しょうかくだ!」
「ありがとうございます」
「船長せんちょう!そしたらまた俺おれ一番いちばん下したっ端ぱっすよ!」
「悪わるいな」
「似合にあってるぞ」
「下したっ端ぱ顔かおだよね」
「誰だれが下したっ端ぱ顔かおだ!」
「椋むく、今いまのアドリブだよな」
「天馬てんまくんならツッコんでくれるかなぁと思おもって」
「むっくんやるう~」
「なにニヤニヤしてんの、下したっ端ぱ顔かおリーダー」
「誰だれが下したっ端ぱ顔かおだ!」
「三角みすみ、世界せかいは色々いろいろなものであふれている。
でもその中なかのたった三みっつだけで完璧かんぺきな形かたちを作つくることができるんだ。
人生じんせいで三みっつの宝たからを見みつけられたら、お前まえはきっと幸しあわせになれる」
「じいちゃん、オレ宝物たからもの三みっつ見みつけたよ。
さんかく、お芝居しばい、それから仲間なかま。
これがオレの宝たから。オレの幸しあわせの、さんかく」
「船長せんちょう!船ふねの準備じゅんびができやした!」
「よーし野郎やろうども、錨いかりを上あげろ!大海原おおうなばらに俺おれたちの名なを轟とどろかせろ!」
「航海士こうかいし、ヘンリー!」
「操みさお舵手だしゅ、フランソワ」
「乗組員のりくみいん、ポール」
「下したっ端ぱ、ジョニー!」
「船長せんちょう、スカイ!進路しんろはこれよりまっすぐマンカイ島じまへ。行いくぞ野郎やろうども、
全速ぜんそく前進ぜんしん、ヨーソロー!」
大だい冒険ぼうけんとお宝たから求もとめ、七ななつの海うみを股ももにかける
仲間なかまと夢ゆめ
愛あいと金かねとロマン
まだ見みぬ未来みらいへ舵かじをとれ!
そうさ俺おれたちは泣なく子こも黙だまる大海賊だいかいぞく団だん、スカイ海賊かいぞく団だん
「船長せんちょう、スカイ!」
「航海士こうかいし、ヘンリー!」
「乗組員のりくみいん、ジョニー!」
「野郎やろうども!出航しゅっこうだ!」
「アイアイサー!」
帆ほを張はれ!錨いかりを上あげろ!
全速ぜんそく前進ぜんしん、ヨーソロー!
「オオー!!」
「船長せんちょう、船ふねが限界げんかいっす!買かい換かえましょう!」
「貧乏びんぼう海賊かいぞく団だんのどこにそんな金かねがあるって?」
「ふっふっふ。案あんずるな。野郎やろうども、我われに策さくありだ!」
「船長せんちょうさすがっす!で、どんな作戦さくせんで?」
「これよ!」
「ウォンテッド、海賊かいぞく黒ぐろひげ…賞金しょうきん100万まんドル!」
「こいつを捕つかまえて大金持おおがねもちって寸法すんぽうだ」
「船長せんちょうの考かんがえにはマジ及およばねえっす!スゲーっす!」
「たりめえよ」
「いやいや、そう簡単かんたんに見みつからないでしょ」
「痛いたっ」
「すみません」
「おいおい大丈夫だいじょうぶかい、嬢じょうちゃん」
「私わたしは令嬢れいじょうのフランソワ。悪者わるものに追おわれていますの」
「野郎やろうども!スカイ海賊かいぞく団だんの名なにかけて、嬢じょうちゃん守まもるぞ!」
「アイアイサー!」
「悪者わるものに追おわれてるって言いったよな?」
「はい」
「さっきのは海軍かいぐんだった。お前まえ…何者なにものだ?」
「私わたしは令嬢れいじょうのフランソワ。あなた、失礼しつれいよ」
「ふーん。じゃあこれなーんだ?」
「!」
「お前まえ、海賊かいぞくだろ?」
「いつの間まに!返かえせ!」
「本当ほんとうのことを話はなしたらな」
「椋むくのやつ、随分ずいぶん堂々どうどうとしてるな」
「うん、旗揚はたあげの頃ころと大違おおちがい。オレたちも、上あげて行いこ」
「だな」
「つけ髭ひげ!」
「黒くろいつけ髭ひげ…まさか」
「黒くろひげ!?」
「令嬢れいじょうじゃなかったのか…」
「どこに凹へこんでるんすか!100万まんドルっすよ!」
「お頭かしら、黒くろひげが逃にげてるよ」
「おう…いや、捕つかまえろ!」
「アイアイサー!」
「船長せんちょう!ジョニーがやっときました」
「よくやった!」
「くそ、離はなせ」
「悪わるいな。新あたらしい船ふねのためだ」
「よーし野郎やろうども!100万まんドルだ!!」
「降参こうさんだ。あたしを捕つかまえるとはやるじゃないか。
特別とくべつにアンタらの海賊かいぞく団だんに入はいってやるよ」
「なんだと?」
「ただでとは言いわない。宝たからの山やまに案内あんないしてやるよ」
「あのな、そんな簡単かんたんにウチには入いれないんだよ!」
「宝たから?いくらの山やまだ?」
「推定すいてい4000万まんドル」
「今日きょうからお前まえはスカイ海賊かいぞく団だんだ」
「船長せんちょう~!」
「お頭かしらは金かねに弱よわいんだから。の割わりに貧乏びんぼうだけど」
「よーし野郎やろうども、出航しゅっこうだ!」
「アイアイサー!」
4000万まんのお宝たから目指めざし、風切かざきり波ば上あげ突つき進すすむ
そうさ俺おれたちは泣なく子こも黙だまる大海賊だいかいぞく団だん、スカイ海賊かいぞく団だん
帆ほはないけど!錨いかりもないけど!俺おれたちにゃロマンがある
「面舵おもかじいっぱーい!」
「船長せんちょう!舵かじもねえっす!」
「やっぱり天馬てんまくんと三角みすみさんのお芝居しばいは凄すごいや」
「確たしかに今日きょうはちょっと乗のってるね二人ふたり。でもアンタも準じゅん主演しゅえんでしょ。
もっと勝かち込こんでやりな、椋むく」
「うん!ボクらの芝居しばいを、ぶつけよう!」
「ようし、今夜こんやはこの島しまで野宿のじゅくだ!」
「なんであたしがこんなこと…」
「地図ちず通どおりならお宝たからのあるサンカーク島じまはもうすぐっす!」
「ドーンされた」
「砲撃ほうげき!?海軍かいぐんだ!」
「おとなしく黒くろひげの身柄みがらを渡わたせば、他ほかの小物こものは見逃みのがしてやる」
「誰だれが渡わたすか!フランソワは俺おれたちの仲間なかまだ!」
「船長せんちょう…きゅん」
「こいつには4000万まんドルの価値かちがあるんだよ!」
「船長せんちょう、ブレない姿勢しせい、さすがっす!」
「黒くろひげを捕とらえろ!」
「あーあ。こりゃ仕方しかたないか」
「ヘンリー、つええー!」
「お頭かしらが捕つかまっちまうのは嫌いやなんでね」
「貴様きさま…何者なにものだ」
「思おもい出だした!あんた、血ちまみれヘンリーでしょ!」
「血ちまみれヘンリー?」
潰つぶした海賊かいぞく数知かずしれず
奪うばった財宝ざいほう星ほしの数かず
血染ちぞめの旗はた持もつ大海賊だいかいぞく
1000万まんドルの賞金しょうきん首くび
「えー!」
「何故なぜこんな小物こものだらけのオンボロ海賊かいぞく団だんに?」
「言いい過すぎだぞ」
「うちの船長せんちょうは変かわり者ものでね。金かねはないくせに、ロマンと仲間なかまを捨すてない。
長ながいこと海賊かいぞくやってきたが、有あり体ていに言いや、惚ほれたのさ」
「ヘンリー…」
「さて、こいつをやられたくなかったら船ふねを一いち艘そう置おいて引ひき返かえしな」
「本部ほんぶに伝つたえろ。
黒ぐろひげフランソワと血ちまみれヘンリーを捕とらえに来きてくれと」
「いや、スカイもな!」
「ジョニーもよろしくっす!」
「椋むくと一成いっせいの殺陣たてがこんなにハマるとはな」
「むっくんすごいっしょ!『ロミジュリ』見みたときから、アクション
やってみたいっつってたもんね!」
「ねえオレ楽たのしくなってきた。もっと飛とばしてもいい?」
「当あたり前まえでしょ」
「好すきにやれ」
「船長せんちょう!」
「海軍かいぐん将校しょうこうポール…スカイ海賊かいぞく団だんに入いれ」
「は?」
「ぎょぎょぎょ?」
「人質ひとじちってなんか、つまんねえだろ。お前まえが仲間なかまに入はいれば、海軍かいぐんの情報じょうほうも
手てに入はいる」
「あいつ、正気しょうきか?」
「誰彼だれかれ構かまわずスカウトするんだよ、お頭かしらは」
「さすがっす船長せんちょう!こいつが入はいれば、俺おれは下したっ端ぱ卒業そつぎょうですね!」
「じきに海軍かいぐんの仲間なかまたちが来くる。そしたらお前まえらは一網打尽いちもうだじんだ」
「あったぞ、お宝たからだ」
「うおー船長せんちょう!4000万まんドルっすね!」
「なんだ!?」
「海軍かいぐんだ。思おもったより早はやいな」
「あんたもいるのに砲撃ほうげきって、随分ずいぶんなやり方かただね」
「仕方しかたねえ、こいつの縄なわを切きれ。このままだと危あぶない」
「それはさすがに」
「船長せんちょう命令めいれいだ。どうするかは、お前まえが決きめろ」
「はわわ、船長せんちょう、来きますっす!」
「よーし野郎やろうども、応戦おうせんだ!」
「アイアイサー!」
「ヘンリーと黒くろひげを捕とらえよ、生死せいしは問とわん!
邪魔じゃまする者ものは皆殺みなごろしにせよ!」
「大佐たいさ、生いかして捕とらえるべきです。殺ころしてしまっては…!」
「敵てきに寝返ねがえったか?海軍かいぐんは絶対ぜったい正義せいぎだ」
「貴様きさま、なぜ」
「海軍かいぐんはどうか知しらんが、海賊かいぞくは仲間なかまを裏切うらぎらねえんだ。
それに…こっちのほうがロマンがあるだろ?」
「どうする?絶対ぜったい正義まさよしさん?」
「…撤退てったいだ」
「仲間なかまの命いのちは粗末そまつにするのに自分じぶんの命いのちは大事だいじなんだ?」
「スカイ海賊かいぞく団だん、覚おぼえておけ」
「で、どうすんの?」
「スカイ海賊かいぞく団だんへようこそ」
「…」
「おい!お前まえが一番いちばん下したっ端ぱだかんな!雑巾掛ぞうきんがけから教おしえてやんよ!」
「そんなことより、お宝たからだー!」
「そうでした!…おい!何なに前まえ歩あるいてんだよ下したっ端ぱ。あーん?」
「開あけるぞ!」
「うぉおおお」
「空からっぽっす!」
「いや、なんでだよ!?」
「隠かくし場所ばしょはここで間違まちがいないはずだよ。地図ちず通どおりだし」
「誰だれかが先さきに見みつけていたのか?」
「あ!」
「どうしたヘンリー?」
「いやなんでもない」
「今いまのは明あきらかに何なにか思おもい出だした『あ!』だろ」
「説明せつめいしなよ、ヘンリー」
「そういえば昔むかし、この海賊かいぞく団だんの財宝ざいほう奪うばったことあったなって」
「いや、犯人はんにんお前まえかい!で、その財宝ざいほうは?」
「使つかい果はたした」
「おーい!もっと早はやく言いってくれよヘンリー!」
「でも船長せんちょうは、もっと大切たいせつなお宝たからを手てに入はいれてるよ」
「え?」
「これまでの冒険ぼうけんで得えたかけがえのない絆きずなが、何なによりの財宝ざいほうだよ」
「…ヘンリー」
「…いや騙だまされねえぞ!」
「てへぺろ」
「財宝ざいほうが欲ほしいなら、ここからずっと東ひがしの海うみ、
マンカイ島じまには、100億おくドルの宝たからがあるらしい」
「そんな情報じょうほう初はじめて聞きいた」
「俺おれもだ」
「海軍かいぐんの機密きみつ事項じこうだからな」
「昇格しょうかくだ!」
「ありがとうございます」
「船長せんちょう!そしたらまた俺おれ一番いちばん下したっ端ぱっすよ!」
「悪わるいな」
「似合にあってるぞ」
「下したっ端ぱ顔かおだよね」
「誰だれが下したっ端ぱ顔かおだ!」
「椋むく、今いまのアドリブだよな」
「天馬てんまくんならツッコんでくれるかなぁと思おもって」
「むっくんやるう~」
「なにニヤニヤしてんの、下したっ端ぱ顔かおリーダー」
「誰だれが下したっ端ぱ顔かおだ!」
「三角みすみ、世界せかいは色々いろいろなものであふれている。
でもその中なかのたった三みっつだけで完璧かんぺきな形かたちを作つくることができるんだ。
人生じんせいで三みっつの宝たからを見みつけられたら、お前まえはきっと幸しあわせになれる」
「じいちゃん、オレ宝物たからもの三みっつ見みつけたよ。
さんかく、お芝居しばい、それから仲間なかま。
これがオレの宝たから。オレの幸しあわせの、さんかく」
「船長せんちょう!船ふねの準備じゅんびができやした!」
「よーし野郎やろうども、錨いかりを上あげろ!大海原おおうなばらに俺おれたちの名なを轟とどろかせろ!」
「航海士こうかいし、ヘンリー!」
「操みさお舵手だしゅ、フランソワ」
「乗組員のりくみいん、ポール」
「下したっ端ぱ、ジョニー!」
「船長せんちょう、スカイ!進路しんろはこれよりまっすぐマンカイ島じまへ。行いくぞ野郎やろうども、
全速ぜんそく前進ぜんしん、ヨーソロー!」
大だい冒険ぼうけんとお宝たから求もとめ、七ななつの海うみを股ももにかける
仲間なかまと夢ゆめ
愛あいと金かねとロマン
まだ見みぬ未来みらいへ舵かじをとれ!