BPM108で蛹は蝶になる 歌詞 吉田一郎不可触世界 ふりがな付

ずっとほころびだらけで気きづいた時ときは手遅ておくれ
染しみ込こんで今いまさら消けせないさ
やっと取とり戻もどしたけど 平気へいきなのは見みた目めだけ
そんな簡単かんたんにはいかないか

なんでこわれるの どうしてなおせないのかな
小人しょうにんが騒さわぐ声こえ

搖ようれる過去かこ 脳裏のうりが バイアスで塗ぬり替かえてる
夏なつの海燕うみつばめが 番つがいで翔とんだ よごれて見みえた

かくもこの時代じだいが よごれてた
過すぎた日ひの青あおさが よごれてた

やっぱ心臓しんぞうが止とまるまで 最後さいごのひと呼吸こきゅうまで
レコーダーに吹ふき込こんで果はてようか

なんでないてるの どうしてかなしいのかな
蛹さなぎは蝶ちょうになる

剥むいたグレープフルーツを丸まるごとで頬張ほおばってる
街まちのセミクジラは 燥はしゃいで跳とんだ 幼おさなく見みえた

マクロと寝ねるミクロ よごれてた
腐くさり落おちたゲノム よごれてた
正ただしく間違まちがえて よごれてた