紫苑 歌詞 夏未 ふりがな付

待まちかねた花はなびらが 掌てのひらに乗のる頃ころ
あなたから届とどいた秘密ひみつの手紙てがみ
誰だれも知しらないまま 見透みすかせないまま
本当ほんとうのことなど知しる術すべもないね

あなたの言葉ことばはいつも難むずかしいから
私わたしの日常にちじょうを奪うばってしまって
また今日きょうも記憶きおくの海うみを泳およぐ
あなたを あの日ひと 愛あいと 春はると

わからない事ことはもうわからないままでいたいわ
知しらない事ことはどうか知しらないふりをさせて

全すべてのものが終おわりゆく世界せかい そう知しりながら
終おわらない恋こいを知しる今いま
どこにも行いけない 何なにも残のこせない それでもただ 愛あいだけあれば

変かわりゆく季節きせつを連つれて変かわりゆく君きみは
良よく出来できた映画えいがのように美うつくしい

散ちりゆくものに 震ふるえるほどの美うつくしさを見みた
今いまにも 今いまにも壊こわれそうな 春はるが笑わらう

全すべてのものが終おわりゆく世界せかい そう知しりながら
終おわらない恋こいを知しる今いま
どこにも行いけない 何なにも残のこせない それでもただ 愛あいだけあれば
花ばなは咲さいて魅みせる