es 歌詞 宮下遊 ふりがな付

指ゆびを切きっただけ 黒色こくしょくの約束やくそくが

燃もえて燃もえて爪つめの先さきまで
今いますぐ嘘うそをつかなきゃ

本当ほんとうの私わたしを君きみと一緒いっしょに食たべたいの
知しって知しったあとに逃にげないで
私わたしを見みて

愛あいは敗勢はいせいで 興きょうは無ない
故ゆえに優艶ゆうえんに
剣けんを刺させ 君きみを喰くうまで

愛あいは強制きょうせいで 品ひんがない
故ゆえに理外りがいに
晒さらして裂さいてしまおう

私わたしの言葉ことばと顔かおの裏側うらがわの造つくりは
人ひとと違ちがうを形かたちしていたのに
ばれてないの

ねえ気きづいてよ 目めを覚さましてよ
ばらばらにしてもわからないの
わたしのこと 嫌きらいだったなんて
死しんでから言いわないで

愛あいは再生さいせいできはしない
故ゆえに一生いっしょうに
歪ひずみを縛しばるだけ

愛あいは来世らいせで 逃のがれたい
故ゆえに再演さいえんに
間違まちがいもなく死しのう

悲劇ひげきは過激かげきにね
ほら 嫉妬しっとしてもいいの
愛あいする幸しあわせなんて
ここにないわ

壊こわして 壊こわして
どれも同おなじなのに
分わかりたくない

妬やいて 泣ないて
血ちがうるさいな少すこし黙だまって
わかったわ いつまでも
約束やくそくしたでしょ

嗚呼ああ 綺麗きれいな抜ぬけ殻がら
故ゆえに愛いとしい
中身なかみは要いらないの

嗚呼ああ 屍しかばねは物言ものいわぬから好すきよ
口くちを塞ふさぎましょう

ただ貴女あなたが好すきなの
故ゆえに苦くるしい
罪つみを列ならべましょう

愛あいは剥製はくせいで 腦のうが無ない
さあ 終焉しゅうえんに
綾あやなして 永遠えいえんにしましょう