クリシェ 歌詞 田所あずさ ふりがな付

誰だれに誓ちかうの?その永遠えいえんは
置おいてかれたままわたし
不安ふあんそうに目めを伏ふせた天使てんしが
約束やくそくの鐘かねを鳴ならしてる

真春まはるの空そら白しろくて眩まぶしい
風船ふうせんがふわり飛とんで
高たかくパラボラに消きえかけて
ふと刺さすような この痛いたみに君きみは気きづきもしないね

幻まぼろしから象かたどった本当ほんとうを
真まっ直すぐな瞳ひとみで 見みつめ続つづけてる
不可能ふかのうってことは 初はじめからわかってる
でも踏ふみ出だすことを 選えらぶよ

誰だれに証あかすのその永遠えいえん そこになくたって
「誓ちかいます」の一言ひとことで始はじめられるから
愛あいを試ためしてみるんだ
薔薇色ばらいろのくだらない日々ひび笑わらい合あえる強つよさを

君きみが誓ちかうその不確ふたしかな永遠えいえん だけど
ありきたりな言葉ことばで叶かなうよ 決けっして
幸しあわせが映はえないように
喜劇きげきのように

また信しんじる気きになったのかも
深ふかく沈しずんでたわたし
持もち上あがる炭酸たんさんの泡あわに
包つつまれて今いまどこまででも外そとへはじけ飛とべそうだ

幻まぼろしから象かたどった本当ほんとうを
大事だいじそうになぞって 君きみは進すすんでく
夜景やけいの足元あしもと 暗くらがりで思おもう
そばにいて 笑わらい合あうこと

いつしかわざとらしさの
霧きりの中なか沈しずんだ街まち
輝かがやき出だす君きみのその決意けついを
大切たいせつに育そだてて 吹ふき抜ぬける風かぜ 青あお
雲くも晴はれる時とき

誰だれに証あかすのその永遠えいえん
そこになくたって
「誓ちかいます」の一言ひとことで始はじめられるから
温ぬくもりがその手てにある
薔薇色ばらいろのくだらない日々ひび留とめて置おけるように

君きみが誓ちかうその不確ふたしかな永遠えいえん ふたり
呼吸こきゅうも忘わすれるほど笑わらい合あえれば
幸しあわせは映はえないもの
喜劇きげきのように

愛あいを試ためしてみるんだ