その胸の公平な観察者 歌詞 あべりょう ふりがな付

老婆ろうばに席せき譲ゆずりゴミを拾ひろい落おとし物ものを届とどけて
オマエは生うまれながらに正義せいぎを知しってるつもりかい?

人ひとは他人たにんに見みられ他人たにんを見みて その胸むねに「公平こうへいな観察者かんさつしゃ」育そだて
他人たにんの振ふる舞まいの適切てきせつさを 羨望せんぼうと嫉妬しっとで評価ひょうかし
ひるがえり 自分じぶんの振ふる舞まいを内心ないしんで補正ほせいし 演えんじることを正義せいぎという

敵意てきい、不和ふわ、憎悪ぞうお、好意こうい、愛着あいちゃく、愛情あいじょうという感情かんじょう
他人たにん見下みおろし自分じぶんを卑下ひげし落胆らくたんし自信じしん喪失そうしつするオマエ

オマエの胸むねの公平こうへいな観察者かんさつしゃが「よせ!」と言いうのに
オマエは観察者かんさつしゃの助言じょげんを無視むしして自己欺瞞じこぎまんに陥おちいり
オマエは観察者かんさつしゃ脅おどし取引とりひきし恫喝どうかつし誤魔化ごまかし
だから今日きょうもオマエの胸むねはズキズキと痛いたむだろう

子ごは自分じぶんの行為こういを見みる親おやの表情ひょうじょうを観察かんさつし
その反応はんのうで自分じぶんの行為こういの間違まちがいを学まなび蓄積ちくせきして
その記憶きおくの積つみ重かさねをいつしか自分じぶんの正義せいぎとし
親おやの笑顔えがおを報酬ほうしゅう系けいとした正義せいぎのサイクル回まわす

引ひきこもるオマエ 社会しゃかいとの接点せってんを失うしない孤立こりつ
他ほかの反応はんのうで自分じぶんの間違まちがいを知しる機会きかいを無なくして
独善的どくぜんてきな記憶きおくを積つみ重かさね正義せいぎと誤解ごかいして
ネットのイイね 報酬ほうしゅう系けいとした荒あらし行為こうい繰くり返かえす

敗者はいしゃをよそ目めに正義せいぎの側そばを気取きどるオマエに問とおう
自然しぜんなものは全すべて善よいものだと思おもい込こんでないか?
善よいものが自然しぜんであるべきだと思おもい込こんでいないか?
道徳どうとく主義的しゅぎてき誤謬ごびゅうに気きづかず真実しんじつ見失みうしなう