電車でんしゃを待まっている他人ひとがいる
何なにが待まっているか解わからない日々ひびの中なか
あの他人ひとが
今いまにその身みを投なげようとも
僕ぼくは助たすけになんて行いけるだろうか
ホームには 電車でんしゃを待まつ他人ひとが
他人ひとが たくさんいるよ
電車でんしゃに乗のっている他人ひとがいる
知しらない誰だれかの横よこに座すわる
疲つかれきって居眠いねむり
その身みを委ゆだねようなら
僕ぼくは受うけ入いれられるだろうか
ここには よわい心こころの他人ひとが
他人ひとが たくさんいると
思おもうほどに 窓まどの外そとに雨あめ 雨あめ
電話でんわを持もっている他人ひとがいる
いつでも誰だれもが何なにか観みてる
そんな中なかで外そとを虚うつろげに眺ながめる
あの他人ひとの電話でんわの向むこうにも
電話でんわを待まっている人ひとがいる
あの他人ひとの帰かえりを待まっている
なんて
知しる由よしもないが
電車でんしゃを降ふりる頃ころには
傘かさを持もってあの他人ひとを
待まっている人ひとがいればいいな
ホームには あなたを待まつ人ひとが
人ひとが 必かならずいると
僕ぼくには願ねがうことと
歌うたうことしか出来できないけど
例たとえば還かえる場所ばしょや
生いきる意味いみを見失みうしないそうでも
今いまでは電話でんわの中なか
この小ちいさな窓まどの中なかで
僕ぼくは 君きみを 待まっているよ
電車densyaをwo待maっているtteiru他人hitoがいるgairu
何naniがga待maっているかtteiruka解wakaらないranai日々hibiのno中naka
あのano他人hitoがga
今imaにそのnisono身miをwo投naげようともgeyoutomo
僕bokuはha助tasuけになんてkeninante行iけるだろうかkerudarouka
ホhoームmuにはniha 電車densyaをwo待maつtsu他人hitoがga
他人hitoがga たくさんいるよtakusaniruyo
電車densyaにni乗noっているtteiru他人hitoがいるgairu
知shiらないranai誰dareかのkano横yokoにni座suwaるru
疲tsukaれきってrekitte居眠inemuりri
そのsono身miをwo委yudaねようならneyounara
僕bokuはha受uけke入iれられるだろうかrerarerudarouka
ここにはkokoniha よわいyowai心kokoroのno他人hitoがga
他人hitoがga たくさんいるとtakusaniruto
思omoうほどにuhodoni 窓madoのno外sotoにni雨ame 雨ame
電話denwaをwo持moっているtteiru他人hitoがいるgairu
いつでもitsudemo誰dareもがmoga何naniかka観miてるteru
そんなsonna中nakaでde外sotoをwo虚utsuろげにrogeni眺nagaめるmeru
あのano他人hitoのno電話denwaのno向muこうにもkounimo
電話denwaをwo待maっているtteiru人hitoがいるgairu
あのano他人hitoのno帰kaeりをriwo待maっているtteiru
なんてnante
知shiるru由yoshiもないがmonaiga
電車densyaをwo降fuりるriru頃koroにはniha
傘kasaをwo持moってあのtteano他人hitoをwo
待maっているtteiru人hitoがいればいいなgairebaiina
ホhoームmuにはniha あなたをanatawo待maつtsu人hitoがga
人hitoがga 必kanaraずいるとzuiruto
僕bokuにはniha願negaうこととukototo
歌utaうことしかukotoshika出来dekiないけどnaikedo
例tatoえばeba還kaeるru場所basyoやya
生iきるkiru意味imiをwo見失miushinaいそうでもisoudemo
今imaではdeha電話denwaのno中naka
このkono小chiiさなsana窓madoのno中nakaでde
僕bokuはha 君kimiをwo 待maっているよtteiruyo