あたらしい歌 歌詞 Akiko Togo ふりがな付

新あたらしい歌うたを届とどけたいから
降ふり止やまない雨あめは ないのだから

埃ほこりかぶった 小ちいさな部屋へやで 新あたらしい歌うたが息いきをする
南みなみの島しまの透すき通とおった海うみと暖あたたかい風かぜが育はぐくんだ
朝日あさひがやがて顔かおを出だす頃ころに 懐なつかしいこの場所ばしょを出でて行ゆこう
重おもい荷物にもつは置おいていこう 履はき慣なれた古ふるい靴くつは脱ぬぎ捨すてて

星ほし降ふる丘おか 優やさしい声こえ あなたのいる場所ばしょ
忘わすれない いつだって 何なにもかも

新あたらしい歌うたを届とどけたいから 降ふり止やまない雨あめは ないのだから
太陽たいようの当あたる場所ばしょで 悲かなしい歌うたはいらない
旅立たびだとう カバン1つで

変かわらないものが そこに あるから 何なにもかも ずっとそのままで
暖あたたかい歌うたを 聴きかせたいんだ 少すこし早はやい春はるの訪おとずれのように
曲まがりくねった 暗くらい道みちかもね 選えらんだ道みちの先さきに 何なにが待まつ?
今いまは何なにも 分わからないけれど あなたへ この道みちは続つづいているかな

もし あなたが 側そばに居いてくれたとしたら
この弱よわい心こころを たしなめて

振ふり向むかないで 恐おそれなくていい
ひとりじゃないから 大丈夫だいじょうぶ
「準備じゅんびはできたかい?」
声こえが聞きこえた! 始はじめよう夢ゆめの続つづきを

新あたらしい歌うたを 届とどけたいから 降ふり止やまない雨あめは ないのだから
太陽たいようの当あたる場所ばしょで 悲かなしい歌うたはいらない
旅立たびだとう カバン1つで