姫恋月華 歌詞 KRD8 ふりがな付

月夜つきよが照てらす水面みなもに
あなたの面影おもかげを映うつす

叶かなわぬ恋こいは刹那せつなに
咲さき誇ほこる花はなの如ごとく

そのてのぬくもりは
泡沫ほうまつの夢ゆめ
零こぼれる涙なみだは散ちりゆく桜さくら

秘ひめし恋こいの欠片かけらを胸むねに
月つきに祈いのる言ことの葉はを
紡つむいだ先さきに見みえるのは
涙なみだで滲にじむ背中せなか

一いち夜や、一いち夜や、恋焦こいこがれていく
叶かなわぬと知しっているのに
季節きせつが移うつろいゆく街まち
あなたはどこにいますか

ふわりと風かぜに靡なびいた
私わたしの黒髪くろかみにふれて
微笑ほほえむあなたの顔かおが
また見みれるように願ねがうの

乱世らんせいにめぐりあい
願ねがわぬ宿命しゅくめい
戦火せんかに咲さき舞まう
儚はかなき慕情ぼじょう

華はなのようにただひそやかに
朧月おぼろづきを仰あおいでは
想おもいを募つのらせ案あんずる
愛いとしき人ひとの行方ゆくえ

白鷺しらさぎの城しろにただひとり
祈いのりを捧ささげてもなお
消きえることのない悲かなしみ
あなたに届とどいてますか
あなたがこの街まちに
いつか戻もどる日ひのため
今宵こよいも月つきは輝かがやき
華はなを照てらし続つづける

秘ひめし恋こいのかけらを胸むねに
月つきに祈いのる言ことの葉はを
紡つむいだ先さきにみえるのは
涙なみだで滲にじむ背中せなか

一いち夜や、一いち夜や、恋焦こいこがれてく
叶かなわぬと知しっているのに
季節きせつが移うつろいゆく街まち
涙なみだで滲にじむ背中せなか