ウィーンにて 歌詞 鵬いづみ ふりがな付

ウィーンに着つきました 美うつくしい街まちです
だけどあなたが側そばにいない淋さびしい夜よるです
こうしてペンを走はしらせてみると
私わたしの愛あいがあなたにあると感かんじられるのです
あなたを想おもい街まちをぶらついて
私わたしの影かげと古ふるいワルツを踊おどってみました
来こなくてもいいの一人ひとりでいたいから...
自由じゆうが欲ほしい自由じゆうが好すきよ 孤独こどくも楽たのしいわ
年老としおいた人ひとが目めを伏ふせて通とおる
彼女かのじょにとってこの街まちだけが世界せかいのなのでしょう
美うつくしい夜よるです 不思議ふしぎな夕暮ゆうぐれ
夜空よぞらが青あおく 紫むらさきがかり明あかりがきらめく
素敵すてきなウィーンの街まち
この街まちに着ついてどれくらいかしら
偶然ぐうぜんだけど夕ゆうべホテルで仲間なかまに会あいました
あなたがいないのが不思議ふしぎそうでした
彼かれらは何なにも尋たずねないけど私わたしは感かんじました

しばらくあなたから手紙てがみがこないわ
だけどあなたは私わたしの事ことを忘わすれはしないでしょう
昼ひるは太陽たいように包つつまれていても,ウィーンの夜よるは
身みも凍こおる程ほど,厳きびしい寒さむさです。遥はるかなパリの街まち
この街まちに着ついて私わたしは気きづいたの
地図ちずでは遠とおいウィーンとパリは空そらなら一時間いちじかんの距離きょりです
あなたは私わたしを迎むかえに来くるかしら
きっと私わたしはそうしてほしくてパリを離はなれたの
愚おろかな自分じぶんを悔くやんでいます
意地いじっぱりだった私わたしを許ゆるして
迎むかえに来きてほしいの 愛いとしいあなた
ウィーンにて