不揃い 歌詞 ニノミヤユイ ふりがな付

いつからだろうか
ただ息いきをする自分じぶんさえも
疎うとましく思おもっていたのは
曖昧あいまいで冷酷れいこくなこの世よの中なかは
私わたしから何なにかを奪うばっていった

いつか見みた夢想むそうは
まだ悲かなしいほど綺麗きれいで
足あしに絡からみついてくるから
千切ちぎれずにずっと立たち竦すくむままの
自分じぶんに果はてしなく嫌気いやけが差さした

朝あさ目覚めざめたことに安堵あんどして
刹那せつな、光ひかりは零こぼれて消きえて
「生いきたい」なんて、強つよく思おもえば
思おもうほど死しにたくなるって
ねぇ、おかしいじゃないか

こんなノイズばかりの世界せかいなんかじゃ
誰だれに届とどくはずなんてないのに
今いまも音おとが溢あふれて止やまなくて
もう何なにもかもが滅茶苦茶めちゃくちゃなままだ
許ゆるされたい心こころが暴あばれだす
誰だれか私わたしを、見みつけて

「悪わるいのはだあれ」
責せめ立たてる声こえが重かさねた
埋うまらない寂さびしさの痕あと
震ふるえた指ゆびでなぞり続つづけたのは
高慢こうまんで安やすっぽい愛あいの戯言ざれごと

またそうやって私わたしを
馬鹿ばかにしてんでしょ

ちゃんと愛あいしてよって願ねがってみても
どうせ満みたしてなんてくれないの
ならばいっそ壊こわして錆さび付ついて
ああ、期待きたいなんてする方ほうが馬鹿ばかだ
全部ぜんぶ、全部ぜんぶ、私わたしのせいなんだ
こんな私わたしじゃ、

才能さいのうもないなんにも無ない
私わたしの手ての中空なかからっぽなんだ
愛あいを嫌きらい 愛あいを歌うたう
いつになったら「特別とくべつ」になれる?

(夢ゆめを夢ゆめで終おわらせられず
今いまもみっともなく縋すがってる
頭あたまの中なかはぐちゃぐちゃで
本当ほんとうの自分じぶんなんてわからない
でも諦あきらめる訳わけにはいかないから
諦あきらめたくなんてないから
私わたしはここで、生いきていくと決きめたんだ)

こんなノイズばかりの世界せかいなんかじゃ
誰だれに届とどくはずなんてないのに
今いまも音おとが溢あふれて止やまなくて
もう何なにもかもが滅茶苦茶めちゃくちゃなままだ
許ゆるされたい心こころが暴あばれだす
誰だれか私わたしを、

ちゃんと愛あいしてよって願ねがってみても
どうせ満みたしてなんてくれないの
ならばいっそ壊こわして錆さび付ついて
ああ、期待きたいなんてする方ほうが馬鹿ばかだ
全部ぜんぶ、全部ぜんぶ、私わたしのせいなんだ

こんな私わたしを、許ゆるして