まっさら 歌詞 吉岡聖恵 ふりがな付

透明とうめいな水溜みずたまりに写うつった
滲にじんでいる 太陽たいよう
隠かくれてた青葉あおばが ほら 芽吹めぶいた
もう消きえないでいて

ありふれた私わたしは ふと思おもった
「私わたしはどこだっけ」
置おきざりの夢ゆめが胸むねでうずいた
まだ生いきてたんだね

君きみは言いった 正解せいかいなんてないさ
探さがしてゆく それだけさ

信しんじてみたくて 胸むねが高鳴たかなるよ
ここから始はじまる旅たび
「誰だれか」じゃない「私わたし」だけの
デコボコな物語ストーリー

新あたらしいメロディー まだ見みぬ景色けしきよ
私わたしを待まっていてね
何度なんどだって 旅たびに出でよう
ああ まっさらな 今日きょうへ

柔やわらかな蕾つぼみが揺ゆれている
風かぜと遊あそんでいる
どんな色いろ? どんな香かおりがする?
ときめきつづけよう

望のぞまれた私わたしを演えんじてた
本当ほんとうはただ 怖こわかった

見慣みなれた世界せかいが 形かたちを変かえてく
心こころが熱あつくなるよ
季節きせつはもう動うごいている
「新あたらしい花はなよ咲さけ!」

傷きずついてもいい 笑わらわれてもいい
欠かけたままの私わたしで
震ふるえる声こえ 隠かくさないよ
ああ もっと まっさらな 歌うたを

不器用ぶきようでもいい 素直すなおになりたい
ここから始はじまるんだ
「誰だれか」じゃない「私わたし」だけの
デコボコな物語ストーリー

新あたらしいメロディー まだ見みぬ景色けしきよ
私わたしを待まっていてね
何度なんどだって 旅立たびだてるよ
ああ まっさらな 今日きょうへ