ブーケ 歌詞 えなこ ふりがな付

例たとえば魔法まほうのようなものが時ときを戻もどせるとして
ふたりの日々ひびがなくなってしまえば
痛いたみは消きえるかな

胸むねを蝕むしばむ無数むすうの棘とげは
当あたり前まえの中なかに潜ひそんで
身体からだに香かおりが染しみ込こむくらい
あなたはわたしの奥おくの方ほう

どれくらい泣なけば枯かれるのかな
へこんだソファの隣となりに座すわって
好すきよ 好すきよ ただ少すこし
ひとつになりすぎてしまっただけ

例たとえば世界せかいが平行へいこうにもうひとつ続つづき続つづけるとして
そちらのふたりは相あいも変かわらず喧嘩けんかしてますか?

部屋へやに差さし込こんだ朝焼あさやけが
並ならんで観みた映画えいがみたいで
欠かけたグラスも手放てばなせないくらい
あなたはわたしの奥おくの奥おくへ

どれくらい泣なけば枯かれるのかな
飾かざった花はなはまだ強つよく咲さいて
好すきよ 好すきよ 元通もとどおり
ふたつに戻もどってしまっただけ

叶かなわないことを願ねがった
意気地いくじのないあなただから
まだひとつ言いいそびれたこととか
あったりしないかな?

どれくらい泣なけば枯かれるのかな
へこんだソファの隣となりに座すわって
好すきよ 好すきよ ただ少すこし
ひとつになりすぎてしまっただけ

どれくらい泣なけば枯かれるのかな
飾かざった花はなはまだ強つよく咲さいて
好すきよ 好すきよ 元通もとどおり
ふたつに戻もどってしまっただけ

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