明けの明星 歌詞 日野美歌 NHKラジオ＜深夜便のうた＞2022年4月〜2022年5月 ふりがな付

夜明よあけの夢ゆめに ひとり目覚めざめて
懐なつかしい温ぬくもり 涙なみだひとしずく
父ちちよ母ははよ 帰かえらぬ日々ひびよ
二人ふたりの場所ばしょから私わたし 見みえますか

止やまない涙なみだの雨あめに降ふられて
明日あしたが見みえなくなるけど
凍こごえた心こころアカリ灯ともして
もう一度いちど 明日あしたを信しんじたい

友ともよ夢ゆめよ 愛あいする人ひとよ
一筋ひとすじのヒカリに いま導みちびかれ

心こころに秘ひめてる 明あけの明星みょうじょう
この胸むねに輝かがやけ

夜明よあけの風かぜに ひとり吹ふかれて
懐なつかしいあの歌うた 口くちずさんでみる
父ちちよ母ははよ 愛いとしき日々ひびよ
故郷こきょうの海うみの朝日あさひ 観みに行いこう

人ひとの嘆なげきも涙なみだも隠かくして
街まちは動うごき始はじめるけど
疲つかれた心こころアカリ灯ともして
もう一度いちど 自分じぶんを信しんじたい

友ともよ夢ゆめよ 愛あいする人ひとよ
すべての出会であいに いつも導みちびかれ

心こころに抱だいた 明あけの明星みょうじょう
忘わすれないよずっと

人ひとは誰だれもが幸しあわせ願ねがって
涙なみだの河かわを渡わたるけど
辿たどり着つけない弱よわさ脱ぬぎ捨すて
もう一度いちど奇跡きせきを信しんじたい

人ひとは誰だれも 旅たびの途中とちゅうさ
つまずいて転ころんでも立たち上あがれ

心こころにきらめく 明あけの明星みょうじょう
消けせはしないずっと
この胸むねに輝かがやけ