鳴門海峡 歌詞 日野美歌 ふりがな付

海峡かいきょうに 吹ふく風かぜは
おまえの 呼よぶ声こえか
さすらう この俺おれの
背中せなかに つきささる
おまえ忘わすれの この旅たびは
男おとこごころの 身勝手みがってか
辛つらいけど もう遅おそい
未練みれん 尾おを引ひく 鳴門なると海峡かいきょう

波なみの背せに 浮うかぶのは
淡路あわじの 島影しまかげか
切せつない 遠とおあかり
にじんで 胸むねをさす
春はるが来くるのを 知しりながら
冬ふゆにこぼれる 花はなもある
淋さびしさか 悲かなしさか
鴎かもめ 舞まい飛とぶ 鳴門なると海峡かいきょう

海鳴うみなりの 港町みなとまち
嵐あらしが叫さけぶ夜よるは
乗のりつぐ 船ふねもなく
酒場さかばで 朝あさを待まつ
お前まえだけでも 倖しあわせに
なってくれたら それでいい
海うみが哭なく 風かぜが哭なく
潮うしおがうず巻まく 鳴門なると海峡かいきょう