されど人生 歌詞 鳥羽一郎 ふりがな付

酔よい醒ざめ水みずの 冷つめたさが
五臓六腑ごぞうろっぷに 沁しみわたる
旧友ともを送おくった 冬ふゆの夜よる
もう一度いちどひとりで 飲のみ直なおそうか
されど人生じんせい…
おまえの分ぶんまで 生いきるさと
写真しゃしんにつぶやく 別離わかれの酒さけだ

何年なんねんぶりで 逢あった女ひと
時ときが昔むかしへ 巻まき戻もどる
胸むねに切せつない 初恋はつこいは
遠とおくに流ながれて 消きえゆく星ほしか
されど人生じんせい…
彼女あのこをおまえと 張はり合あった
あの日ひが青春せいしゅん 思おもい出で酒ざけだ

倖しあわせだった おまえには
悔くやむことなど ないだろうな
俺おれもいつかは 行いくからさ
しばらくのんびり やっててくれよ
されど人生じんせい…
今いまから始はじまる 夢ゆめもある
夜更よふけにしみじみ 別離べつりの酒さけだ