いっそ 歌詞 山崎エリイ ふりがな付

もういっそ全部ぜんぶを捨すててしまえたなら
ありがちな今日きょうを愛あいせたら
静しずかに一人ひとり呟つぶやいた

ここにいる意味いみさえ
わからないまま僕ぼくは
どうしようもないほど曖昧あいまいに今日きょうを生いきていた
君きみと指差ゆびさし見みていた未来みらいの架かけ橋はしはもう
どこにもないのかもしれない

何なにより大切たいせつだった
あの日ひの煌きらめきはまだ
心こころの奥深おくふかいところにある
忘わすれかけていた後悔こうかいを
思おもい出だし明日あしたに縋すがりついて
不明瞭ふめいりょうな夜よる嘆なげいては君きみを探さがした

いっそ全部ぜんぶを捨すててしまえたなら
ありがちな今日きょうを愛あいせたらなんて
残酷ざんこくに日ひは過すぎていく
もう全部ぜんぶを君きみに渡わたせたら
叶かなわない願ねがいが僕ぼくの中心ちゅうしんで
ただ渦巻うずまいていた

こぼれていく時間じかんとくだらない言いい訳わけに
塗ぬり固かためられていく心こころの外側そとがわを
あれほど鮮明せんめいで確たしかな想おもいだったのに
一人ひとりじゃ進すすめないでいる

知しらない方ほうがよかった
眩まぶしすぎたあの日々ひびが
もう戻もどることはないのなら
気きづかないフリをしていても
痛いたむ胸むねはどうしようもなくて
揺ゆれ動うごく心こころは正直しょうじきなままなのに

もっと自分じぶんを信しんじられたなら
微かすかな希望きぼう 抱だきしめられるような
君きみのようになれたのなら
正解せいかいのない中なかで手てを伸のばす
それだけの勇気ゆうきは僕ぼくの中心ちゅうしんに
まだ残のこってるのかな

変かわらず続つづいていく道みち
背せを向むけて心こころに描えがく
あの景色けしきをもう一度いちど
一いっ歩ぽ この一いっ歩ぽだけでもいい
踏ふみ込こんでみる

いっそ全部ぜんぶを捨すててしまえたなら
新あたらしい今日きょうを愛あいせたらなんて
ひとさじの勇気ゆうきといま
未完成みかんせいのまま置おいてある
叶かなえたい願ねがいが僕ぼくの中心ちゅうしんで
ただ渦巻うずまいていた