夜よるの汽笛きてきは 淋さびしいものね
まして別わかれの 出船しゅっせんなら
この身みをふたつに ひき裂さいて
ついて行いきたい あの人ひとに
呼よんでみたって 波なみまた波なみの
三日月みかづき桟橋さんばし あゝああ…恋こいが散ちる
泣ないて他人たにんに 戻もどれるならば
お酒さけなんかにゃ すがらない
海鳴うみなりひびけば また浮うかぶ
忘わすれられない 面影おもかげが…
なんで今いまさら いいことばかり
三日月みかづき桟橋さんばし あゝああ…夢ゆめに見みる
帰かえる人ひとやら 帰かえらぬ人ひとか
あてにならない 風かぜ便だより
女おんなの命いのちを 抱だきしめた
お伽とぎばなしね あの夜よるは…
せめて教おしえて 身みのふりかたを
三日月みかづき桟橋さんばし あゝああ…春はるが逝いく
夜yoruのno汽笛kitekiはha 淋sabiしいものねshiimonone
ましてmashite別wakaれのreno 出船syussenならnara
このkono身miをふたつにwofutatsuni ひきhiki裂saいてite
ついてtsuite行iきたいkitai あのano人hitoにni
呼yoんでみたってndemitatte 波namiまたmata波namiのno
三日月mikaduki桟橋sanbashi あゝaa…恋koiがga散chiるru
泣naいてite他人taninにni 戻modoれるならばrerunaraba
おo酒sakeなんかにゃnankanya すがらないsugaranai
海鳴uminaりひびけばrihibikeba またmata浮uかぶkabu
忘wasuれられないrerarenai 面影omokageがga…
なんでnande今imaさらsara いいことばかりiikotobakari
三日月mikaduki桟橋sanbashi あゝaa…夢yumeにni見miるru
帰kaeるru人hitoやらyara 帰kaeらぬranu人hitoかka
あてにならないateninaranai 風kaze便dayoりri
女onnaのno命inochiをwo 抱daきしめたkishimeta
おo伽togiばなしねbanashine あのano夜yoruはha…
せめてsemete教oshiえてete 身miのふりかたをnofurikatawo
三日月mikaduki桟橋sanbashi あゝaa…春haruがga逝iくku