雨音 歌詞 燐舞曲 ふりがな付

目めが覚さめても 既すでにモノクロ
無むの世界せかいへ降ふり注そそぐ

また繰くり返かえし 流ながれ出だし
刹那せつなノ“宣言せんげん宣告せんこく撰せん歌うた”ミタイダ

睡蓮すいれんの季節きせつに眠ねむりまた堕おちて
死し、見みて 「源みなもと」 採食さいしょくし絶たえず

焦こがす蜃気楼かいやぐら
惑まどわせた 僕ぼくの燈あかし

「 咲さき誇ほこる一蓮いちれんの花束はなたば 」

皓しろいい閃光せんこうを 握にぎって
僕ぼくらの命いのちに

「 瞬またたいて/セ・カ・イ 」

溢あふれた 言葉ことばに

染そまってみたい
全すべて“終焉しゅうえんする”前まえに

君きみの 心こころの雫しずく
僕ぼくらは ずっと..
隣どなり居いて そっと..
受うけ止とめてくから

窓辺まどべに映うつる 空そらは
今いまも -雨模様あめもよう-

流ながれては降ふり積つもる僕ぼくの肺はいで
「 遠とおく 広ひろがる 世界せかい 」

隣となりに 居いるのは 自分じぶんのよう
「 寂さびしく 無理むりして笑わらっていた 」

睡蓮すいれんの季節きせつにまた蘇よみがえり
振ふり返かえり 僕ぼくらが
連つれ出だす 未来みらい

惑まどう君きみと ふと浮うかんだ花はなびら まるで
「 一いち輪りんの花束はなたば 」で

シロの遷宮せんぐうが 煌きらめきって
僕ぼくらの胸むねに

「 瞬またたいてみたい 」

溢あふれる言葉ことばに 染そまる世界せかい
飲のみ込こまれる前まえに

君きみの燦あきらめきを誓ちかって
僕ぼくらは今いま 俯うつむいて
そっと静しずかに 願ねがうから

過あやまちの言葉ことばはもう
今いまは要いらない

シロと交まじわる 僕ぼくらのセカイ
雨音あまおと 共ともに掻かき消けして 全部ぜんぶ

行方ゆくえ 染そまってゆくみたいだ

あー こんな ドシャブリでも

「こんなの 叶かなうわけない」って

“それでも”

蒼あおい鮮あきら花はなを 握にぎって
君きみの右手みぎてに

瞬またたいた 『白蓮びゃくれん』
鮮あざやかな プロミネンス

儚はかなげに 消きえてしまいそうで

“だけど”
僕ぼくらは出逢であった 戸惑とまどった君きみの
贋にせも全部ぜんぶ 忘わすれさせるから

どんな夜空よぞらも 越こえて

見みつけてみせる。