恋火 歌詞 清水節子 ふりがな付

あんたが思おもい出で 抱だきに来きた
一夜ひとよ限かぎりの きまぐれで
別わかれた女おんなに 逢あいに来きた
あたしは今いまでも 惚ほれていた
バカよバカだと 体からだの中なかで
誰だれかが 止とめるけど
あんたのぬくもり あぁ恋こいしくて
心こころに悲かなしい 火ひが燃もえた

あんたが背中せなかを 向むけた時とき
風かぜが冷つめたく 吹ふき抜ぬけた
忘わすれてしまおう 今度こんどこそ
愛あいしたぶんだけ 憎にくいから
バカよバカだと 自分じぶんを責せめて
涙なみだを こらえてた
あんたは涼すずしい あぁ顔かおをして
元気げんきでいろよと うそぶいた

バカよバカだと 悔くやんでみても
日暮ひぐれは 淋さびしくて
あんたのぬくもり あぁ恋こいしいよ
心こころに消きえない 火ひが燃もえる