背中せなかに小ちいさな羽根はねが生はえている
思おもい出だしては忘わすれ
繰くり返かえし 生いきてしまう
雨粒あまつぶがきらきら光ひかって
チョウチョが透すける
鱗粉りんぷんのカーテン
記憶きおくの風向かざむきを見みている朝日あさひ
現あらわれては消きえ 漂ただよい
繰くり返かえし 惑まどわせる
正ただしさを失うしないながら
危あやうさに救すくわれてゆく
気怠けだるい午後ごごに目覚めざめ
影かげのような人々ひとびとに話はなしかける
ね 時間じかんは何処どこに流ながれつくのだろう
背中senakaにni小chiiさなsana羽根haneがga生haえているeteiru
思omoいi出daしてはshiteha忘wasuれre
繰kuりri返kaeしshi 生iきてしまうkiteshimau
雨粒amatsubuがきらきらgakirakira光hikaってtte
チョウチョchouchoがga透suけるkeru
鱗粉rinpunのnoカkaーテンten
記憶kiokuのno風向kazamuきをkiwo見miているteiru朝日asahi
現arawaれてはreteha消kiえe 漂tadayoいi
繰kuりri返kaeしshi 惑madoわせるwaseru
正tadaしさをshisawo失ushinaいながらinagara
危ayaうさにusani救sukuわれてゆくwareteyuku
気怠kedaruいi午後gogoにni目覚mezaめme
影kageのようなnoyouna人々hitobitoにni話hanaしかけるshikakeru
ねne 時間jikanはha何処dokoにni流nagaれつくのだろうretsukunodarou