ナイトサイクリング 歌詞 BURNOUT SYNDROMES ふりがな付

深夜しんや零時れいじの呼よび出だし
「流星りゅうせいを観みに行いこう」
君きみは自転車じてんしゃの後うしろを指ゆびさし笑わらった

私わたしは融とけてく 闇やみに風かぜに世界せかいに
嵩かさを増ましてく 喉のどに詰つめた白紙はくしの恋文こいぶみ
苦くるしくて叫さけんだ
ヘイ マイ ドライバー 飛とばして

星ほしの降ふる夜よるを自転車じてんしゃ
壊こわれるくらい もっともっと飛とばして
今いまから君きみの背せに書かく文字もじは
夜よるの風かぜの所為せいにしておいて

海うみの香かおりがしてきた 目的地もくてきちは近ちかい
君きみは坂道さかみち登のぼり切きり 「交代こうたい」って笑わらった

私わたしは漕こぎ出だす 淡あわい電灯でんとう頼たよりに
恋路こいじという凸凹でこぼこ道みちを
少女漫画しょうじょまんがみたく上手うまく云いえない
恋こいのペーパードライバー
飛とばすね

星ほしの降ふる夜よるを自転車じてんしゃ
揺ゆれるから ほら もっとギュッと掴つかんで
ア・イ・シ・テ・ルと5度ど鳴ならすベルは
悪路あくろの振動しんどうの所為せいにしておいて

恋こいだと気付きづいた瞬間しゅんかん 切きれたブレーキ
空そら回まわる車輪しゃりん 車体しゃたい 跳はねる
今いま 自転車じてんしゃは坂さか 駆かけ下おりて止とまった
終着点しゅうちゃくてんだ

海うみだ

星ほしの砂浜すなはまを自転車じてんしゃ
飛とび降おりて君きみは走はしり出だした
自転車じてんしゃ止とめ 後あとを追おう
星ほしがまるで合図あいずのように流ながれた

胸一杯むねいっぱいに息いきを吸すう
名前なまえを呼よぶ 君きみが振ふり返かえった
どうか笑わらわないで聞きいて
あのね 君きみが好すきだよ

嗚呼ああ

朝焼あさやけの中なかを自転車じてんしゃ
壊こわれるくらいもっと もっともっと飛とばして
今いまから君きみの背せに書かく文字もじは
先刻せんこくの余熱よねつの所為しょいにしておいて