金木犀きんもくせいの匂においを嗅かぐと何故なぜか、
君きみにまた会あえるような気きがして僕ぼくは、
咲さいてる場所ばしょを探さがして歩あるき続つづけ、
気きづいたら心こころごと迷子まいごになってます。
遠とおくで君きみも見みてるかもしれないほど、
今日きょうの空そらは綺麗きれいな真まっ赤かで見惚みとれました。
君きみの世界せかいで僕ぼくは今いまも生いきてますか?
僕ぼくの世界せかいでは一年いちねんに一回いっかい、秋あきに街中まちじゅうが
君きみの色いろになるんです。
少すこし肌寒はだざむい、ブタクサ運はこぶ風かぜに
くすぐられ、くしゃみして、鼻はなを擦こすっては、
遠とおくで僕ぼくの噂うわさをしてるんだな、
なんて馬鹿ばかな期待きたいをしながら帰かえっています。
ああ、
君きみの世界せかいで僕ぼくは今いまも生いきてますか?
僕ぼくの世界せかいでは一年いちねんに一回いっかい、空そらが高たかくなり、
吐はく息いきが少すこしずつ白しろくなって、
木々きぎが枯かれ始はじめ、
僕ぼくがマフラーを引ひっ張ぱり出だした頃ころ、
街まちはいつのまにか、君きみの色いろになるんです。
年々ねんねん薄うすれてゆき、年々ねんねん濃こくなるんです。
僕ぼくの世界せかいの話はなしです。
金木犀kinmokuseiのno匂nioいをiwo嗅kaぐとguto何故nazeかka、
君kimiにまたnimata会aえるようなeruyouna気kiがしてgashite僕bokuはha、
咲saいてるiteru場所basyoをwo探sagaしてshite歩aruきki続tsuduけke、
気kiづいたらduitara心kokoroごとgoto迷子maigoになってますninattemasu。
遠tooくでkude君kimiもmo見miてるかもしれないほどterukamoshirenaihodo、
今日kyouのno空soraはha綺麗kireiなna真maっxtu赤kaでde見惚mitoれましたremashita。
君kimiのno世界sekaiでde僕bokuはha今imaもmo生iきてますかkitemasuka?
僕bokuのno世界sekaiではdeha一年ichinenにni一回ikkai、秋akiにni街中machijuuがga
君kimiのno色iroになるんですninarundesu。
少sukoしshi肌寒hadazamuいi、ブタクサbutakusa運hakoぶbu風kazeにni
くすぐられkusugurare、くしゃみしてkusyamishite、鼻hanaをwo擦kosuってはtteha、
遠tooくでkude僕bokuのno噂uwasaをしてるんだなwoshiterundana、
なんてnante馬鹿bakaなna期待kitaiをしながらwoshinagara帰kaeっていますtteimasu。
ああaa、
君kimiのno世界sekaiでde僕bokuはha今imaもmo生iきてますかkitemasuka?
僕bokuのno世界sekaiではdeha一年ichinenにni一回ikkai、空soraがga高takaくなりkunari、
吐haくku息ikiがga少sukoしずつshizutsu白shiroくなってkunatte、
木々kigiがga枯kaれre始hajiめme、
僕bokuがgaマフラmafuraーをwo引hiっxtu張paりri出daしたshita頃koro、
街machiはいつのまにかhaitsunomanika、君kimiのno色iroになるんですninarundesu。
年々nennen薄usuれてゆきreteyuki、年々nennen濃koくなるんですkunarundesu。
僕bokuのno世界sekaiのno話hanashiですdesu。