風鈴哀歌 歌詞 中嶋美保 ふりがな付

忘わすれ風鈴ふうりんが 泣ないている
秋あきの夜寒よさむの 風かぜの中なか
錆さびつき汚よごれて 見みすてられ
辛つらくはないのか こんな夜よる
ちりりん ちりりん せつないよ
あんたと良よく似にた 女おんなが…ここに…

強つよい寝酒ねざけを あおる度たび
募つのる愛いとしさ 増ます憎にくさ
忘わすれたつもりの 男おとこなのに
なんで手てを振ふる 夢ゆめン中なか
ちりりん ちりりん あいたいよ
グラスの氷こおりが こわれて…鳴ないた…

忘わすれ風鈴ふうりんの ため息いきが
荒あれた心こころに 沁しみるのよ
どうでもいいよな この人生じんせい
今更いまさら 惜おしくは ないけれど
ちりりん ちりりん ひとりきり
生いきなきゃならない 女おんなが…ここに…ここに