とんぼの気持ち 歌詞 22/7 ふりがな付

学校がっこう 卒業そつぎょうするまでずっと
何なにをしたいのかと 聞きかれて
社会しゃかいに出でてから 何なにをしてるのか
まだ みんなに聞きかれている

人ひとは僕ぼくの何なにを知しりたいのだろう
ここがダメなんだと叱しかりたいのか
自分じぶんが僕ぼくより 優すぐれているってこと
認みとめさせたいなら認みとめてやるさ

とんぼ どこへと飛とんで行いきたいの?
空そらをぐるり回まわってるだけかな
行いき先さきとか目的もくてきとか
どうだっていいよね

やりたいことを何なにか見みつけないと
人間失格にんげんしっかくですか?
夢ゆめとか希望きぼうを持もってない僕ぼくは
生いきる価値かちもないのだろう

自分じぶんにとって 大人おとなは天敵てんてきだ
分わかり合あえるなんて絶対ぜったいにない
できることならば 大人おとながいない世界せかいで
蛹さなぎのまま 僕ぼくは暮くらしたいよ

とんぼ 風かぜに吹ふかれてふらふらと
いつ死しんでも悔くいないように
頼たよりない羽根はねを広ひろげて
力ちから 抜ぬいてるのか?

枝えだの先さきっぽ ただ留とどまってる
夕焼ゆうやけ色いろのとんぼは
休やすみたいのか 飛とぶつもりなのか どっちだろう?

とんぼ どこへと飛とんで行いきたいの?
空そらをぐるり回まわってるだけかな
行いき先さきとか目的もくてきとか
意味いみはないよ

今いま 僕ぼくは一匹いっぴきのとんぼより もっと
ちっぽけな存在そんざいなんだ
地ちベタで空そらを見上みあげるだけ
誰だれにも見みられてない
本当ほんとうに軽かるい命いのち