女が一人で飲む酒は 歌詞 瀬川ゆき ふりがな付

女おんなが一人ひとりで 飲のむ酒さけは
あてなく降おりた 北きたの駅えき
居場所いばしょなくした 旅人たびびとの
さ迷まよう心こころを 癒いやしておくれ
グラス揺ゆらせば 雪ゆき暖簾のれん
傷きずも似にたよな 人ひとが来くる
一人旅ひとりたびかと 聞きかれても
そっと微笑ほほえみ 飲のんでいる

女おんなが一人ひとりで 飲のむ理由わけは
泣なきたいだけの 旅たびの酒さけ
縺もつれ縺もつれて 絡からみあう
男おとこと女おんなの よくある話はなし
心こころ三みっつの 愛あいの糸いと
一ひとつ解ほどいて 乗のった汽車きしゃ
帰かえらないわと 決きめたのに
なんでグラスに 浮うかぶ影かげ

愛あいの思おもい出で 胸むねに秘ひめ
雪ゆきの大地だいちを 巡めぐろうか
明日あしたはどちらへ 聞きかれても
そっと微笑ほほえみ 飲のんでいる