乙女劣等行進曲 歌詞 ベル ふりがな付

呉服ごふく街がい 花街はなまちじゃ満みたせない
乙女おとめの劣等れっとう行進曲こうしんきょく

求もとめてよと求もとめるパラドックス
愛あいか執着しゅうちゃくか分わかんない

時計とけいはチクタクチクタク
戻もどせない距離きょりを
遠巻とおまきに眺ながめてた今いまの私わたし

あの人ひとよ あの人ひとよ
今いまだけ 認みとめて欲ほしい
擦すり切きれた 着物きものの裾すそでさえ
綺麗きれいだって言いって欲ほしいの

アルコールもシガーも きっと処世術しょせいじゅつ
艶あでやかな月明つきあかり 朝靄あさもやと消きえた

ずっと私わたしチグハグチグハグ
戯おどけて歩あるいた
馬車道ばしゃみち ふらついた 後うしろ姿すがたよ

ほら見みてよ ほら見みてよ
こんなに汚よごれちゃった
外面そとづらを剥はがした中身なかみごと
綺麗きれいだって言いって欲ほしいの

傷きずつけた瘡蓋かさぶたの数かずだけ願ねがおう
あの夜よるを迷まよわぬ篝火かがりびを灯ともそう
髪かみを結ゆう横顔よこがお 君きみは綺麗きれいだ